2018.07.03
先日、1年生の基礎化学実験で医薬品の中間体を合成した実験の様子をご紹介しました。
(その時の様子はこちら)
今日実験では、前回合成したアセチルサリチル酸の純度を調べました。
医薬品を含める化学製品は微量の不純物で大きく性能が損なわれることがあります。
純度を調べることは、ものづくりには欠かせません。
今回は、薄層クロマトグラフィー(TLC)と滴定法の二種類の方法で、
自分たちが合成したアセチルサリチル酸の純度を調べました。
原料が残っていないかを滴定法を活用して調べます。
ピンセットを使って、持っているのがTLCプレート。
思わぬ不純物が入っていないかを調べます。
TLCとは、原料と生成物の性質の違いを利用して分析する方法です。
TLCこの実験以外にも、何度も実験操作の中で登場し、
2年生になる頃には、手際よく扱えるようになります。
「日頃から、課外活動として道頓堀川水質調査などでも実験しているので、
自信を持って操作することができました!」
と学生は頼もしい姿を見せてくれ、入学してからの成長ぶりに驚きます。
本校では実際に就職してからの活用できる技術を習得することができます。
学生は、1年次から日々の授業、実験を通して実学の技術を身につけて、
社会に貢献できる人材へと育っています。
学生の成長が楽しみです。
by かもみーる