2018.07.09
今日は有機テクノロジー学科のGくん(写真右側)が
大手住宅素材メーカーに就職内定したことをお伝えします。
(隣はクラスメイトのHくん(左側)です)
Gくんが就職内定をいただいた企業は、
トイレやキッチンなど私たちの身近にある陶磁器の開発や販売をしています。
来年4月からGくんは、他会社から依頼されたサンプル分析など技術職として働きます。
見事就職内定を勝ち取ったGくんですが、
今日を迎えるまでには、様々な経験をしてきました。
高校生の時、沖縄在住のGくんは、大学進学を第一志望としていましたが、
受験をする中で、進路を再検討することとなりました。
その時、本校のことを知りました。
そして、本校からは、大学編入学と就職と2つを道を
選択できることを知りました。
大学進学を目指すのか、就職をするのかを決めきれていなかった
Gくんにとっては、技術を学びながら考える時間を持てることが魅力で、
沖縄から遠く離れた大阪にある本校への入学を決意しました。
本校へ入学後は、授業や実験を通して、
すぐに社会で役に立つ技術を学んでいます。
本校は実験の時間が多く確保されたカリキュラムのため
在学中に多くの分析機器に触れることができます。
1年生で一通りの分析機器の扱い方の基本を、
2年生に進級すると、学科に応じた有機合成などの専門的な内容を学びます。
専門的な知識を吸収することはもちろんですが、
実験中Gくんは、班員同士が協力して進められるように
必要なことをその時その時に考えて行動しています。
あまり人が気づかないことにも対処し、
全体にも気を配りながら動いています。
さらに、本校の魅力や学生の様子を発信する広報委員会での活動や
資格取得に励むなど学校生活の幅を広げていました。
学校生活を振り返り、
「入学前よりコミュニケーション能力を高めることができた」
とGくんも自身の成長を実感していました。
就職活動においても、
「自己分析で認識した長所、短所からアピールポイントを見つけ
面接試験にも活かすことができた!」
と振り返っていました。
採用試験に向けた準備はもちろん、
実験中のグループ活動で身に付けたコミュニケーション能力も
就職内定に繋がったはずです。
このようにGくんは様々な経験を活かして、進路を決定しました。
実はGくん、本校への入学を検討している高校生などを対象として実施している
体験入学でも自身の経験を話したり、体験実験にも協力学生として、
自分の経験を参加者に話したり、実験を手伝ってくれたりしています。
(体験入学の模様はこちらからご覧ください)
Gくんの経験を聞くことは進路に悩んでいる高校生たちの
進路選択の一助になることでしょう。
最後に「就職先で活躍できるよう、これまで以上に勉強や実験に力を入れる!」
と早速今後の学校生活の目標を見据えていました。
立派な分析化学者としての活躍を期待しています。
Gくん、おめでとう!
By かもみーる