せんせのブログ

環境分析分野の企業へ就職内定!

2018.07.31

今日も嬉しい就職内定のお知らせです。

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有機テクノロジー学科のOくんが、
分析業務を行う企業への就職内定が決まりました。
良い笑顔です。

担任のぽてと先生は
「いつもコツコツと何事にも取り組んでいたので、
 そういった点も評価されたと思います。」
と大変喜んでおられました。

Oくんの就職内定した企業は、
分析業務を中心に事業を展開されています。
固体、液体、気体などの幅広い依頼分析に対応できる分析機器と
設備を所有されています。
入社後、Oくんはサンプリングを含めた環境分析に携わります。
またこの企業では、本校の卒業生もたくさん働いており、
在校生に対して行う就職活動に向けた学校行事でも講演いただいたことも
ある本校とつながりの深い企業でもあります。

Oくんは、高校生の頃、大学も含めた進路を検討していました。
化学が好きで、実験がしたいと考えたOくんは、
知識だけでなく技術も身につけたいと本校への入学を決意しました。

本校へ入学後は、授業や実験を通して
着実に分析時術を身につけてきました。
Oくんの所属している有機テクノロジー学科では、
有機合成などを中心としたものづくりの技術を学びます。
自分たちが合成した化合物をサンプルとした分析を行い、
分析技術にも磨きをかけています。

実験中のOくんは、班の中で中心となって、実験を進めています。
細かいことにもよく気が付き、周りにも気を配れています。
納得がいく結果が出ない場合は、限られた実験時間の中で
試行錯誤を繰り返し、良い結果を出すための努力も惜しみません。
入学してから、就職内定までを振り返って、
「実験の技術はかなり身に付いた!」
と立派に成長した様子がうかがえました。

今後の学校生活の目標における目標を聞くと、
「公害防止管理者の資格を取ることです。」
と答えてくれました。
内定先では、環境分析に携わるとのことで、
就職後のことも見据えた頼もしい回答が返ってきました。

後期には卒業研究が本格的に始まります。
Oくんはものづくりをテーマとした研究を行う予定です。
実験担当者のひとりとしては、
有機テクノロジー学科で身につけた技術を活かして、
身の回りに関わるものに多く使われている
界面活性剤の合成や物性評価に取り組んでほしいと思います。

今後の活躍を期待しています。
Oくん、おめでとう!

By かもみーる