2018.08.03
学生が取り組んできた卒業研究の成果をまとめて、2年生が
8月31日の第31回におい・かおり環境学会で発表することになりました!
発表をするのは、「においに関する研究」をテーマに
卒業研究を行う学生たちです。
研究は、「コーヒーの香気成分」に関する内容です。
この研究は、「におい識別装置」という分析機器を用いて
いろいろなにおいに関する研究を行っています。
「におい識別装置」を扱うにあたって、
開発された島津製作所の技術者の方の協力もいただいています。
島津製作所は、ノーベル賞の田中耕一さんでも有名ですが、
数多くの分析機器を作られている企業です。
これまでにもいろいろなにおいを対象として、研究を行っており、
過去には、新聞に取り上げられたこともありました。
今回は、共同研究者の島津製作所の技術者の方からも、
興味深い結果が得られたということで、
「ぜひ学会で発表をしてください」とのお言葉をいただきました。
本校では、学科ごとの専門的な授業・実験を経て
2年間の集大成として「卒業研究」に取り組みます。
卒業研究は、テーマ毎に数人のグループとなって、
自分たちで研究計画を立てるところから行っています。
「においに関する研究」はこれまで継続してきましたが、
過去の先輩達が積み重ねてきたデータも用いて、
現在の2年生のグループが発表します。
その2年生が学会発表に向けて、
実験室で袋の中のにおいを調べる実験を行っていました。
具体的には、におい識別装置で測定した結果の補足データとして、
実際にヒトがにおいを嗅いで判定をする「官能評価」を行いました。
これは、人間の感覚(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚など)を用いて
サンプルを判定する検査です。
下の写真のように、テキパキと準備を進めていました。
このように置かれた、におい袋の中身を一人ずつ嗅いで判定します。
これを官能評価(試験)と呼びますが、
その様子が冒頭の写真や下の写真です。
みんな真剣です。
得られた結果については、この場でご紹介することはできませんが
学生にとっては良い経験になったと思います。
この学会を主催する「公益社団法人におい・かおり環境協会」は、
本校の推奨する国家資格、「臭気判定士」の試験を実施している団体でもあり、
大変素晴らしい舞台で発表ができると思っています。
私ましおかと代表学生で参加する予定ですが、
当日は、しっかりと発表してきたいと思います!
by ましおか