せんせのブログ

【土・日開講「分析化学応用学科」】週末に学ぶ学生たちの入学目的とは?

2018.08.19

本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「分析化学応用学科」
があります。
先週末(8月11日・12日)はお盆のお休みで授業や実験がありませんでしたが、今週末
からまた、分析化学応用学科の学生たちが学ぶ姿が戻ってきました。
この週末を活用する「分析化学応用学科」で学ぶ学生たちは、どのような目的を持って、
入学してきたのでしょうか。ご紹介したいと思います。


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写真に写るU君は化粧品関連の会社を経営する経営者で、国家資格の取得を目的に入学
しました。
分析化学応用学科では、卒業と同時に全員、無試験で、以下の国家資格が取得できます。
・毒物劇物取扱責任者
・化粧品製造業責任技術者
・化粧品総括製造販売責任者

U君のように、経営または勤務している会社の業務の維持や拡大に必要な上記の国家資格
を取ることを目的に入学してくる学生も毎年、複数名います。

他にも、趣味で作っていた手作り石鹸を"石鹸"として(つまり化粧品として)販売
したいと思い、分析化学応用学科で上記の化粧品の製造や販売に関連する資格を取得して、
自らのお店を立ち上げた卒業生もいます。


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非常勤講師のM先生(写真左)の指導の下、卒業研究に取り組むI君(写真右)は
元々好きだった化学に携われる仕事に就きたいと思い、入学してきました。
I君が本校を選んだ理由は、短期間で化学を学べ、化学分野の求人が豊富にあるからです。
また、分析化学応用学科を選んだ理由は、登校するのは土曜日・日曜日だけなので、
平日に働くことができ、学費の工面がしやすいからです。
そして、I君は見事に化学分野の会社に内定し、入学目的を実現しました。
(I君の内定の喜びをお伝えしたブログはこちらから

このように、平日を自由に活用できることは、分析化学応用学科の大きな特徴の1つです。


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平日の活用の仕方は働くことだけではありません。写真に写るNさんは、平日は大学に
通いながら、分析化学応用学科にも通っています。つまり、ダブルスクールをしている
のです。

Nさんが通う大学では、Nさんが学びたいと思っている環境とともに、情報や教育学も
一緒に学ぶカリキュラムとなっています。
多分野を融合したユニークなカリキュラムですが、その分、環境などの化学実験は必然的
に少なくなります。
そこで、将来、環境分野で仕事がしたいと思っているNさんは、分析化学応用学科で
技術力を高め、就職につなげたいと考えて、入学してきました。


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技術力を修得したいと入学してくるのは大学生だけではありません。技術職への転職、
キャリアアップやスキルアップを目指して、入学してくる社会人も多くいます。
写真に写るTさんも、その1人です。

Tさんは理系大学に在学中から、化学の現場で活躍するには大学で身につけた技術力では
不足しているだろうと考え、大学卒業と同時に、入学してきました。
現在は技術職に就職し、社会人1年生として働きながら、分析化学応用学科で技術力の
スキルアップを図っています。

特にTさんが技術力として不安に感じたことは、分析機器を用いて測定する技術です。
大学在学中に、実験で実際に自ら操作することができる分析機器の種類が極めて少ない
からです。
分析化学応用学科では、高速液体クロマトグラフィーやガスクロマトグラフィーなど
化学の現場でよく使われる数多くの分析機器を1年生の時から何度も繰り返し操作する
ことで、扱い方はもちろんのこと、構造や原理、トラブルシューティングなどを学ぶ
ことができます。

過去には、総務部から技術部へのキャリアアップを実現した卒業生もいます。
その卒業生は、高校卒業後、化粧品会社に入社し、総務部で働いていましたが、
技術部の人の働く姿に憧れて分析化学応用学科で技術を学び、技術部へのキャリアアップ
を実現、今では技術部のエースとなっています。


このように分析化学応用学科には、様々な経歴の方が、それぞれの目的を持って、入学
してきます。
そして、分析化学応用学科には、それぞれの学生が入学目的を叶えるためのカリキュラム
やサポートがあります。
もしも、分析化学応用学科での学びに興味を持たれた方がおられましたら、ぜひ一度、
本校にお越しください。

本校では毎月1回、分析化学応用学科の説明もたっぷりと聞ける「社会人説明会」を実施
しています。
近いところでは、
8月25日(土)
9月22日(土)
10月14日(日)
に実施予定です。どの日も説明会開始は14時です。
(事前の予約をお願い致します)

当日は分析化学応用学科での学びや卒業生の実例、資格取得や求人企業などを詳しく
ご紹介しますので、皆さまのお越しをお待ちしております。

by みなと