せんせのブログ

【土・日開講「分析化学応用学科」】祝内定! 入学目的であった食品企業の分析職への転職を実現!!

2018.09.02

分析化学応用学科2年のM君が、入学目的であった食品分野の企業の分析職への転職を
見事、実現しました。
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上の写真は調理実習ではありません。M君(写真右側の学生)は現在行っている卒業研究
でも、食品成分に関する研究を行っており、試料となる野菜を刻んでいるところです。
調理師免許を持つM君、見事な包丁さばきで、みじん切りにしていました。

M君は以前から食に興味があり、高校卒業後は調理師の専門学校に進んで調理免許を取り、
飲食店に就職しました。
調理師の専門学校で学ぶ中で、栄養素などの食品成分やその機能性に興味を持つように
なり、さらには元々化学が好きだったこともあり、成分分析にも興味を持ったそうです。
また、飲食店で働く中でも、洗剤の成分の違いによって、油汚れなどの落ち具合が異なる
ことを経験して、より一層、化学への興味が膨らんでいきました。

このように化学への興味が膨らむと同時に、調理師としての将来に不安を感じたことも
あり、食品企業の分析職への転職を希望して、分析化学応用学科に入学してきました。
なぜ、M君が分析化学応用学科を選んだかというと、通学が土曜日・日曜日だけなので、
平日に働くことができるからです。これにより、現職を続けながら学ぶことができるので、
学費の工面に目途が立つからです。


ここでM君が選んだ分析化学応用学科について、少しご紹介します。
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「分析化学応用学科」
があり、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や
自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの様々な入学目的を持った
学生が在学しています。

このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、分析化学応用学科は、1学年
あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格
も卒業と同時に全員が取得することができます。


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これは、M君(写真左側)に担任である私みなと(写真右側)が履歴書の添削指導を
行っているところです。自己分析や履歴書の添削、面接指導など就職指導はマンツーマン
で行います。

M君に就職活動について聞くと
『就職指導がマンツーマンだったので、じっくりと指導を受けることができて、本当に
良かったです。特に自己分析や自己アピールの仕方について丁寧に相談に乗ってもらえた
ことで、安心して面接試験に臨めました。また、模擬面接実習などの就職関連行事に参加
したことで、面接試験対策や就職活動に対する心構えができたことも良かったです。』
と答えてくれました。


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こちらはM君が危険物取扱者乙種第4類の資格試験に合格した時の写真です。喜びが
溢れた笑顔ですね。

この他にも、M君は化学分析の技術力を証明できる唯一の国家資格「技能士(化学分析)」
の試験も受験しており、現在、結果待ちです。
(技能士の実技試験の時の様子はこちらから

M君に資格取得について聞くと
『危険物取扱者は1年生前期に開講された安全衛生の授業で、技能士の実技試験は1年生
後期に開講された定性・定量分析実験で、必要な知識や技術を学びました。普段の授業や
実験が国家資格の受験対策になっているので、助かりました。今後は危険物取扱者の甲種
の試験を受けたいと考えています。1年生の時の授業を復習して、合格を目指します。』
とコメントしてくれました。


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こちらはM君(写真右側)と担任である私みなと(写真左側)で、喜びの記念の1枚です。

食品分野で分析職として働きたいという希望を見事に実現したM君、卒業研究や2年生
後期の授業で、さらに技術と知識に磨きを掛けて、卒業後は食品分野で活躍してくれる
ことを願っています。

by みなと