2018.09.25
本校には続々と就職内定の知らせが届いています。
今回、就職内定が決まったのは、生命バイオ分析学科のHくん(写真左)と
有機テクノロジー学科のFくん(写真右)です。
2人は同じ企業から内定をいただきました。
内定の喜びを噛みしめているようです。
2人の内定先は、金属製造に関連する企業です。
日頃は聞き慣れない言葉かもしれませんが、
耐摩耗工具や鉱山工具などは超硬工具と呼ばれ、
タングステンなどのレアメタルが多く含まれています。
タングステンは照明器具やデジタル家電の部品など、
私たちの身の回りでも使われている金属です。
2人の内定先企業は、こういったレアメタルの
超硬リサイクル事業を行っておられます。
4月から2人はこの企業の品質管理職として働きます。
本校では、在学生の就職先の確保、拡大を目的として、
求人をいただく活動にも注力しています。
しかし、中にはこの企業のように、本校卒業生が
採用いただいており、本校とすでにつながりを持つ企業もあります。
本校の教育内容にも理解があり、時には、卒業生が採用担当者となって
求人票を持って来校いただくこともあります。
また、こういった求人企業が、
医薬品、医療、食品、化粧品、化学薬品、有機合成、環境、金属など、
幅広い分野にわたることは、本校の大きな特徴です。
Fくんは、幅広い就職先があることに魅力を感じて、
本校への入学を決めた学生の一人です。
Hくんは、高校の頃から実験などを行ったことがきっかけで
さらに深く学びたいと入学しました。
本校で、機器分析化学を学ぶうちに金属に関心を持ち、
関連業務を行っているこの企業を志望企業として選んだ経緯を持つ学生です。
本校では、入学時にはっきりと目指す分野が決まっていなくても、
在学中に視野を広げ、就職する分野を決定する学生も多くいます。
入社後も、2人は金属に関わる知識を深め、分析技術を磨いていくことでしょう。
いつか、求人票を持って母校に来る日が訪れるかもしれません。
就職先でも本校で学んだ分析化学の基礎をベースに
活躍してほしいと思います。
Hくん、Fくんおめでとう!
By かもみーる