2018.10.26
先日、卒業生が勤務する企業へ訪問し、
現在の活躍ぶりについて取材させていただきました。
取材に応じてくれたのは、本校を卒業してちょうど10年目になるY君です。
Y君が勤務するのは、「ワンカップ大関」でおなじみの 大手酒造メーカー、
大関株式会社。 お酒を飲めない未成年の方も、商品やロゴは
店頭やCMでご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
Y君はこれまでにも本校の取材に応じてくれており、 パンフレットやHPの卒業生紹介ページにも登場していますので、 「見覚えがあるなぁ」という方もおられるかもしれませんね。 (下の写真はその撮影当時のものです。5、6年前の様子ですが、全然変わっていません(笑)。)
Y君は入社以来、品質管理部門に所属し、
日本酒の製造過程で必要となる「もろみの分析」や「調合に関する分析」などのほか、
出来上がった製品を評価するための分析に携わってきました。
キャリアを積む中で、近年ではさらに化粧品原料や健康食品原料の分析、
工場全体から出る排水管理まで幅広く任されているそうです。
「品質管理という仕事は正確で精度が高いデータを出すことがとても大切です。
ピペットの使い方やメスフラスコの標線合わせなど、ほんの少しのズレが
結果に影響しますので、そういった基本的なことを
在学中にしっかり学べてよかったです。
また在学中はグループで実験を行いましたが、その中で
自然と主体性を持って行動できるようになりました。
仕事をする上でも、この主体性はとても重要ですので、
今思い返せばいい経験だったと感じています。」
「この学校のいいところはいつでも卒業生が帰ってこられること。
体験入学などの説明会がある週末は先生が出勤されている可能性が高いので
僕もその日程を狙って何度か学校に遊びに行きました。」
「化学はいろいろな製品づくりに欠かせない身近なものであり、
意識するととても面白いです。
分析化学はあらゆるものが分析の対象になるので
分析化学を勉強すると自分の人生の選択肢を広げることが出来ると思います。」
今回は結構大掛かりな機材を持ち込んでの動画撮影も行いましたので
とても緊張している様子でしたが、教員や在校生にとって勇気づけられるコメントを
いろいろと聞かせてくれました。
大関株式会社の皆様、Y君、お忙しい中取材に応じていただき、
ありがとうございました。
Y君、今後のさらなる活躍にも期待しています!
これまでにも、同様にいくつかの企業に取材させていただいています。
その時の様子は、以下のリンクからご覧ください。