せんせのブログ

文部科学省委託事業 ~第1回 実施委員会~

2018.10.10

今年度、文部科学省委託事業である
専修学校による地域産業中核的人材養成事業の1つとして本校より提案していた
「e - ラーニングを活用した化学分野学び直し講座実施モデル構築事業」が
正式に文部科学省より採択され、本日はその第1回目の実施委員会を校内で行いました。
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委員会は、重里総長(元校長)が委員長を務め、他にも日本化学会、
大阪府職業能力開発協会、大阪市教育委員会、大阪府立高校、
大阪府専修学校各種学校連合会工業部会、複数の化学系企業、
複数の専門学校など、多数の皆様にご賛同いただき、委員に就任頂きました。
化学系企業のご代表の中には、何と20年前の本校卒業生が。
重里総長が授業を担当していた頃の教え子で、
会議の途中でそれが分かった時には感激をされていました。

この事業では、化学分野における学び直しの教育環境を整備し
新たな教育プログラムを開発することを目的としています。
キーワードは、「学び直し」です。
化学という分野は、食品、医療、バイオ、エネルギー、電子材料などの
様々な産業を支える、なくてはならない分野であり、
私たちの生活を支えている分野でもあります。

この化学分野においては、日々、技術が進化しており、
現場で活躍されている化学技術者にとっても、
継続的な学び直しが必要とされています。
そのため、これまでは個々の企業において、社員教育を行い、
時代と技術の進歩に対応されていました。
一方で、そのような対応ができる企業が限られているのも事実でした。

そこで、化学と名の付く日本で唯一の学校として、
これまで培ってきた化学教育のノウハウを活かしながら、
e - ラーニングを活用した新たな教育プログラムを開発することで、
キャリアアップのための学び直しや、
キャリアチェンジを目指したいというニーズにも応えていきたいと考えています。

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分析を行う企業の方からは、
「これまで社内でも、化学の社員教育を行う教材をいろいろと
 検討してきたが、よい教材がなくて困っていた。
 そのため、新たに構築される教育プログラムに期待をしているし、
 協力してよいものを作りたいと思っている。」
との言葉もいただきました。

今後はニーズの調査、プログラム開発、実証講座を進めていく計画ですが、
化学の分野で活躍する卒業生にも協力をお願いする予定です。
みなさん、協力のほどよろしくお願いします。
本事業の進捗は、また報告したいと思います。

By ぽてと