2018.11.08
2年生が9月から取り組んでいる卒業研究も中盤に差し掛かっています。
それぞれの卒業研究班は、少しずつデータが出始めており、
そのデータの取りまとめも、実験と同時に行っています。
卒業研究班の1つ、生命バイオ分析学科の「しいたけ班」では
シイタケの廃菌床をリン肥料としてコマツナを栽培しています。
コマツナが生育してくれなければ、分析もできないため、
これまでコツコツと水やりを行いながら、生育を見守ってきました。
そしてようやく、今日、第1回目の収穫を行いました。
栽培試験を開始したときの様子はこちらです。
下の写真は、中間発表に使うための写真撮影をしています。
収穫したコマツナを撮っていますが、
撮影用の暗幕を使うなどこだわりを見せています。
次の写真は、28日目のコマツナの生育状況です。
それぞれ、加える肥料の量や種類による生育の違いが出ています。
下の写真は、土の中に埋めていた28日目の廃菌床です。
廃菌床の分解が進み、植物の栄養となるリンが少しずつ溶出していると
考えています。これもコマツナの生育を評価する上で、大事な指標になります。
今後は収穫したコマツナを乾燥・粉砕し、
分析によってコマツナのリン吸収量を測定します。
2週間後にも同様の収穫作業を行い、データの比較をする予定です。
これからもコマツナの管理、データ取りまとめ、
研究発表の準備など忙しくなりますが、学生たちが力を合わせて取り組むことで、
コマツナの生育だけでなく、学生たちの成長にも期待したいと思います。
By くるくま