2018.11.16
今日は入学時の夢を叶え、目指していた分野の企業に内定をした
学生を紹介します。写真の左側、生命バイオ分析学科2年のOくんです。
Oくんは、入学時から微生物に関わる仕事に就きたいと考えていました。
その理由は、ヨーグルトなどの発酵食品を見て、
「乳酸菌などの微生物が関わって発酵することでできているんだ」
ということを知り、微生物に興味を持ったようです。
そのため、食品関連の企業を中心に説明会へ行きながら
就職活動を行っていました。
内定をした企業は、有名なビールを造っている会社です。
仕事は、実際に造ることもあれば、品質を分析することもあるようです。
ビール造りと言えば「酵母!」日本酒やワインなどのアルコール飲料には、
全て酵母が関わっていますが、見えない小さな生き物を相手に
4月から働くことになります。
本校の実験では酵母の観察を行い、授業では微生物について学びました。
「発酵」という自然相手の仕事で、思い通りにならないことはあると思いますが、
学んだ知識と技術を基礎にして、企業で経験を積んで立派な微生物を使う
技術者になってもらいたいと思います。
Oくんなら好きな微生物が相手になるので楽しんで取り組めるはずです。
このように順調に見えるOくんの就職活動ですが、
入学時は体調面での不安を抱えており、
本人も、ご家族も心配を抱えながらの学校生活でした。
その中、担任の先生と連絡を取りながら、
ここまで来ることができました。
卒業まではあと少しありますが、入学時のことを知っている
教員の一人としては、Oくんの成長をとても嬉しく感じています。
Oくんにこれからの目標を聞くと、
卒業研究に集中して取り組みたいと話していました。
将来、Oくんの造ったビールを飲めるのが今から楽しみです!
改めて内定おめでと~!
By ぽてと