2018.11.24
週末(土曜・日曜)に集中して化学を学ぶことができる
「分析化学応用学科」には、週末のみ遠方から長距離通学をしている
学生も在籍しています。週末を有効利用し、充実させることで、
化学に関する実務につながる技術と知識が修得でき、自分自身の能力の向上を
図ることができます。
まずは、このような特徴のある「分析化学応用学科」についてご紹介します。
本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、
週末(土曜・日曜)開講の「分析化学応用学科」を設置しています。
土曜日・日曜日の時間を有効に活用することで、化学分析の知識・技術を
修得することができ、平日の学科で学ぶ環境・材料・バイオ・食品・医薬品・
化粧品・有機合成等についての専門分野を総合的に学ぶことができます。
また、週末だけの通学ですが、平日の学科・コースと同様に2年間で卒業でき、
毒物劇物取扱責任者、化粧品製造業責任技術者、化粧品総括製造販売責任者
の国家資格を卒業と同時に無試験で取得することが可能です。
この学科に在籍する学生は入学目的も様々です。
現職でのスキルアップや技術職への就職・転職を考えている方、
事業拡大を考えている経営層といった社会人の方、
就職活動を見据えて技術力を高める目的で大学生も入学しています。
こういった多様な目的に対応するために、
このコースは学年定員20名の少数精鋭で開講しています。
分析化学応用学科1年のYさん(上の写真)は、資格取得に熱心な学生で、
本校入学前に環境分析に関わる資格を取得しています。
Yさんは、環境分析について知識面だけでなく技術面でも理解し、
自分自身の能力の向上を図りたいと思い、本校に入学してきました。
そのようなYさんは、平日は働き、週末は愛知県から長距離通学をして
本校に通い、分析化学を学んでいます。
Yさんに学校生活のことについて聞いてみました。
「長距離通学なので、入学前は心配もありましたが、
同じ長距離通学している先輩からのアドバイスもあったので、
楽しく通学できています!週末に大阪に来ることで、
いい気分転換にもなっています。そして、いろいろなバックグラウンドを
持つ人たちと同じ教室で勉強したり、実験することが自分にとって
刺激になっています。幅広い年齢層の学生が寄り集まっていますが、
和気あいあいと楽しく学校生活を過ごすことができているので、
週末に学校に来ることがとても楽しみです!」
と話してくれました。
このように、平日は働いて、週末に長距離通学をしているYさんですが、
同じ化学を学ぶ仲間と一緒に週末を有効活用して過ごすことで、
学校生活がとても充実しているようです。
また、これまで本格的に化学の実験をした経験がなかったYさんですが、
今では実験器具の扱い方も手慣れたもので、着実に実験技術が向上しています(上の写真)。
Yさんは、次のようにも話してくれました。
「先生は、化学初心者の私にとても丁寧にわかりやすく実験の指導や
講義をしてくださっているので、すぐに実験操作のコツをつかむことができています。
今は作業環境測定士の資格取得を目指していますが、
実験技術を本格的に学ぶようになったことで化学についての
理解も以前に比べて向上して、資格取得の対策がとてもしやすくなっています。
さらに、限られた時間を有効に使うようにして、受験対策を行っているので、
目標の資格を取得する自信があります!」
自分自身の目標達成のためにいつも一生懸命なYさん、
これからも我々教員と二人三脚で学生生活を充実させていきましょう。
応援しています!
By しろいるか