2018.12.06
今日は2年生の卒業研究の様子を紹介します。
グループに分かれて行う卒業研究ですが、
12月に入り、実験に慣れてきたことに加え、
残り2か月で卒業研究発表会という時期になり、
各グループの実験スピードが上がってきました。
写真は、生命バイオ分析学科 2年のUくんです。
DNAに結合する、"ある"試薬の特性を分析しています。
得られたデータから、良い評価を得ることができれば、
現在使われているDNA分析用の試薬に代わって、
より安全に使用できる試薬となることが期待されています。
実験では、マイクロピペットという少量の液体でも正確に測定できる
実験器具を使います。
操作そのものは簡単ですが、そこには"コツ"もあります。
そのため、扱い方次第では実験結果にも影響がでてくるため、
慎重に操作しています。
また、Uくんは、4月からバイオ医薬品を扱う企業での就職が決まっています。
マイクロピペットは、企業でも使用することになる実験器具なので、
今から使い込んでおくことで、企業で活かせる能力にもなるのです。
次の写真は、微生物を培養するための培地を作っている様子です。
クリーンベンチという装置の中で、無菌状態で作ります。
卒業研究を始めた9月頃は、ゆっくりとした操作でしたが、
最近では手際も良くなってきました。
後姿の写真は、左から生命バイオ分析学科 2年のOさんとTさんです。
あっと言う間に、平板培地が完成です。
このような培地作成も、微生物検査を行う企業では日常的に行う実験です。
2年生が実験をしている姿が、頼もしく見えるようになってきました。
あと2か月、卒業研究の結果を求めながら、
自身の技術にもさらに磨きをかけていってもらいたいと思います。
By ましおか