せんせのブログ

【土・日開講「分析化学応用学科」】きめ細やかなレポート添削で実験結果を正確に伝える力を養う!~レポート日~

2019.02.03

少数精鋭で開講している「分析化学応用学科」では、
教員が一人一人に合わせたきめ細やかな指導を行っています。
「分析化学応用学科」に在籍する学生は、少数精鋭で目の行き届いた
実験・講義を通して、化学分析についての技術や知識、
レポート作成能力などを無理なく養っていきます。
まずは、このような特徴がある「分析化学応用学科」についてご紹介します。

本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、
週末(土曜・日曜)開講の「分析化学応用学科」を設置しています。

この学科では、平日の学科で学ぶ環境・材料・バイオ・食品・医薬品・
化粧品・有機合成等の専門分野を総合的学ぶことができ、
多種多様な分野に応用が利く人材の育成を行っています。

この学科に在籍している学生は、入学目的も様々です。
事業の継続や拡大に必要な国家資格の取得を目的とする経営層の方、
現職でのスキルアップや技術職への就職・転職を考えている方、
さらに就職活動を見据えて技術力を高めるために大学生も入学してきます。
このような多様な目的に対応するため、学年定員20名の少数精鋭で開講しており、
学生一人一人に合った指導を行っています。

今日、分析化学応用学科の1年生は、「機器分析化学実験」の「レポート日」でした。
「レポート日」には、学生がこれまでに提出した実験レポートを実験担当の教員が添削し、
学生自身が修正します。そして、より質の高いレポートに仕上げていきます。
学生たちは、実験で得た結果を第3者に正確にわかりやすく伝えるためには
どうすればよいかを常に頭に置き、試行錯誤しながらレポートを修正していきます。
この「レポート日」を通して、学生たちは分析化学者にとって必要不可欠な
レポート作成能力を養っていきます。

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レポート作成に慣れていない学生もいるため、講師歴が長く、実験に精通している
M木先生(上の写真右)は、学生たちが無理なくレポート作成のコツを
身に付けられるように時間をかけて丁寧に学生たちをしっかり
サポートしていました(上の写真)。
また、実験結果の考察についてもより深く理解してもらえるようにM木先生は、
例を挙げながらわかりやすく説明し、学生たちも納得しながら
レポートの修正を進めていました。

「分析化学応用学科」は、少人数制で実験・講義を行っていくため、
上の写真のように学生たちが教員に質問をしやすい環境が整っています。
そして、学生一人一人に対して教員がじっくりと時間をかけ、きめ細かい指導を行っていくため、
化学初心者の学生も無理なく化学分析の技術や知識を身に付けることができます。

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自分自身で試行錯誤しながらレポート作成を行っている学生もいましたが、
なかには学生同士で実験結果について考察をし合いながら、
理解を深めている学生もいました(上の写真)。

1年生に今日の感想を聞いてみると、

 「クラスが少人数制で、すぐに先生に質問ができるので、とても満足しています。
  今日も先生が時間をかけてわかりやすくレポートの書き方を教えてくださったので、
  とても納得のいくレポートになりました。今日は時間をかけてレポートを
  仕上げていったので、これまでの実験の復習にもなりました。
  レポートを書くコツが分かってきたので、2年生での実験の時には
  必ず活かしたいと思います。」

 「友人と一緒に実験結果の考察ができるこの時間がとても好きで、
  考えを出し合うことで自分自身がとても成長できていると感じています。
  先生のサポートも充実していて、これまでの実験についての
  プラスアルファの知識も教えてくださるので、
  レポート日は知識を増やすとてもよい機会になっています!」

といった感想を聞くことができました。

この1年間で大きく成長した学生の皆さん! もうすぐ2年生になり、
より専門的な技術や知識を学んでいきます。
今日のレポート日で得たことやこれまでの実験・講義で得たこと2年次でも活かし、
大きく成長してくれることを期待しています!

By しろいるか