せんせのブログ

四天王寺高校 化学部~本校で実験会~

2019.02.04

今回は、本校の学生ではなく、
高校の化学部の生徒さんが、顧問の先生と一緒に来られ
本校で実験をされている様子を紹介します。
DSC_2052.JPG
上の写真の手前で実験をしているのは、
四天王寺高校の1年生、Iさん。
今回来られた目的は、本校の分析機器を使って
あるサンプルのデータを取ることが目的です。

化学部の顧問のO先生(写真右側)から
「生徒の行っている実験では、
 蛍光の色の強さが変化します。
 この変化を視覚的なデータでは取れるものの、
 客観的に数字のデータとして取りたいので、
 分析機器を使用させてもらいたいです。
 また、実験の内容についてもご意見をいただきたいと思っています。」
とのお話をいただき、今回実現しました。

Iさんは、蛍光色素を使った実験をされています。
調べている物質が溶ける溶液の液性の変化、
つまり酸性かアルカリ性かという、pHの変化によって
蛍光の強さや色が変化する理由を研究されています。

こちらの写真は、今回のサンプルです。綺麗ですね。
1549403799454.jpg

このサンプルの蛍光の強さを分析するのが、
分光蛍光光度計という分析装置です。
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みなと先生から使用方法を教えてもらい、
初めて使う実験器具を使用しながら、
蛍光分析をされました。

最初は、少し戸惑っておられましたが、
慣れてくると、次々と測定をされていました。

顧問のO先生からは、
「実験の分析機器を使わせていただき、ありがとうございました。
 生徒にとって、よい刺激にもなりました。
 この結果は、近々、学会の生徒発表会で発表する予定にしています。
 また、ご報告します。」
との言葉をいただきました。

Iさんの他にも、化学部の部員は他にもおられるようですが、
この実験テーマは、一人で取り組んでおられるとのことでした。
週1回の実験日に、コツコツと結果を求め、実験をされているようです。
今回の結果は、仮説を立てていたことと少し違う部分もあったようですが、
それらをしっかりと考察して、発表してもらいたいと思います。

本校では、このように高校や中学との連携を取り、これまでにも
実験を行っています。
それらの情報は、以下のリンクにまとめていますのでご覧ください。
中学・高校との連携

それでは、Iさん
よい成果発表にしてくださいね。期待しています!

By ぽてと