2019.02.04
今回は、本校の学生ではなく、
高校の化学部の生徒さんが、顧問の先生と一緒に来られ
本校で実験をされている様子を紹介します。
上の写真の手前で実験をしているのは、
四天王寺高校の1年生、Iさん。
今回来られた目的は、本校の分析機器を使って
あるサンプルのデータを取ることが目的です。
化学部の顧問のO先生(写真右側)から
「生徒の行っている実験では、
蛍光の色の強さが変化します。
この変化を視覚的なデータでは取れるものの、
客観的に数字のデータとして取りたいので、
分析機器を使用させてもらいたいです。
また、実験の内容についてもご意見をいただきたいと思っています。」
とのお話をいただき、今回実現しました。
Iさんは、蛍光色素を使った実験をされています。
調べている物質が溶ける溶液の液性の変化、
つまり酸性かアルカリ性かという、pHの変化によって
蛍光の強さや色が変化する理由を研究されています。
こちらの写真は、今回のサンプルです。綺麗ですね。
このサンプルの蛍光の強さを分析するのが、
分光蛍光光度計という分析装置です。
みなと先生から使用方法を教えてもらい、
初めて使う実験器具を使用しながら、
蛍光分析をされました。
最初は、少し戸惑っておられましたが、
慣れてくると、次々と測定をされていました。
顧問のO先生からは、
「実験の分析機器を使わせていただき、ありがとうございました。
生徒にとって、よい刺激にもなりました。
この結果は、近々、学会の生徒発表会で発表する予定にしています。
また、ご報告します。」
との言葉をいただきました。
Iさんの他にも、化学部の部員は他にもおられるようですが、
この実験テーマは、一人で取り組んでおられるとのことでした。
週1回の実験日に、コツコツと結果を求め、実験をされているようです。
今回の結果は、仮説を立てていたことと少し違う部分もあったようですが、
それらをしっかりと考察して、発表してもらいたいと思います。
本校では、このように高校や中学との連携を取り、これまでにも
実験を行っています。
それらの情報は、以下のリンクにまとめていますのでご覧ください。
中学・高校との連携
それでは、Iさん
よい成果発表にしてくださいね。期待しています!
By ぽてと