2019.02.07
本校では平成16年から年に4回、毎年欠かさずに
道頓堀川水質調査を実施してきました。
この調査は今年度で15年目を迎え、
その間、先輩から後輩へと受け継がれてきた
伝統ある本校の課外活動のひとつです。
道頓堀川水質調査は、本校の学生で組織する環境委員会が
中心となって取り組んでいます。
(詳細は本校HPをご覧ください。)
この活動に留まらず、環境委員会は近隣の公園の清掃活動や
ペットボトルのリサイクル活動などでも活躍しています。
先日は、事前準備をしている様子をブログで紹介しました。
(詳細はこちらです。)
今日は、実際に道頓堀川に行き、サンプリングを行いました。
早朝から事前に準備しておいたサンプリングに必要なものを持って、
道頓堀川に向かいます!
採水地点に到着すると、早速採水器を使って、サンプリングを行いました。
1年生も今回で4回目の活動で、少しずつ要領を得てきたこともあり
手際よく準備を進めていました。
毎回決められた道頓堀川のいくつかのポイントで採水を行います。
こちらは日本橋で、早朝の時間帯でしたが、
観光客で賑わいつつありました。
大阪観光のシンボルのひとつであるグリコの看板の傍でも
サンプリングを行いました。
大阪でも有名な場所、ご存じの方も多いはずです。
採水器でとったサンプルを持ち帰れるよう容器に移したり、
水温測定、液性確認をしたりと大忙しでした。
サンプリングが終了すれば、採水したサンプルを持ち帰り、
学校に戻って実験を行います。
河川の水中に、どれだけ大腸菌や一般細菌がいるかや
酸素が溶け込んでいる量を測定します。
また、顕微鏡を使ってどのような微生物が生息しているかも調べます。
採取後まもなく調べなければならない項目もあるので、
すぐに実験が開始できるよう、学校でも学生は実験準備を進めていました。
2年生にとっては、今回の調査が最後となります。
学年や学科を越えたコミュニケーションが取れることもこの課外活動の特徴です。
今回は先日に引き続き、現地でのサンプリング方法から実験室で行う分析手法まで、
1年生に引継ぎが行われました。
2年間でたくましく成長した2年生の姿や
引継ぎのため真剣に2年生の話に耳を傾ける1年生の姿をみていると
今年も先輩から後輩へ確かに引継ぎが行われたことを実感し、
また歴史が続いていくことを嬉しく感じました。
明日以降も道頓堀川水質調査は続きます。
またブログでも紹介しますので、お楽しみに♪
by かもみーる