2019.02.16
今日は、『化学分野の学び直し講座』として、社会人の方を対象にした、
実験実習(集合学習)を行いました。
受講希望者20名を募り、2月13日(水)に6名の方を対象に実施しました。
そのため、今回の集合学習の受講生は14名です。
2月13日(水) 集合学習の様子はコチラからご覧ください。
この講座は、「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の1つとして
本校より提案していた 「e - ラーニングを活用した化学分野学び直し講座実施モデル構築事業」が
文部科学省に採択され実施しています。
講座では、化学分野における「学び直し」の教育環境を整備し、
新たな教育プログラムを開発することを目的とし、
医薬品、化粧品、環境、バイオなどの化学分野で活躍する化学技術者が
「学び直し」のできる場としての、e -ラーニングを用いた新たな教育プログラムの構築を目指しています。
本事業の詳細は、コチラからご覧ください。
今日の集合学習の参加者には、先にe -ラーニングで学んでいただきました。
そして、今回、実際に実験室で実験を行うことで、
事前に学んだことを確認し、さらには技術の向上を目指します。
集合学習の中では、1つ1つの操作を確認しながら進めていきます。
受講者の中には、今回の実験で行う滴定操作だけでなく、
試薬をはかり取ることについても、久しく行っていないという方もおられました。
正確な分析結果を出すためには、どのような点に注意すべきかを学び、
実践することで、自身の技術として改めて定着させます。
受講生のみなさんは、メモを取りながらしっかりと説明を聞いておられました。
受講後の感想をお聞きすると、
「普段は、このような業務には携わっていないので、
報告される分析値を見るだけでした。
でも、実際に自分で分析をしてみると、分析値がどのように得られるのか、
正確な数値がどのように求められているのかがよく分かりました。
今日は、楽しく勉強をさせていただきました。
今後の業務にも活かせると思います。」
とのコメントをいただきました。
今回受講された皆さんが、企業に戻られた際には、ご自身の業務の中で
学んだことを少しでも活かしていただけるものと期待しています。
一方で、1日目の集合学習と合わせ、 受講生の方々より
いろいろなご意見もいただきましたので、
今後、それらを反映させ、この学び直しの教育プログラムを改善し、
構築していきたいと思います。
ここまで行った事業の成果は、後日に成果報告会として報告する予定です。
その様子は、またこのブログでご報告いたします。
By ぽてと