2019.02.22
今日は、文部科学省委託事業の
「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の1つとして取り組んできた
「e - ラーニングを活用した化学分野学び直し講座実施モデル構築事業」に関する
成果報告会を実施しました。
正式に文部科学省から採択されてスタートしたのが、
昨年の10月でしたので、約5ヶ月間の成果報告となり、
協力いただいた企業や団体の方々にもご出席いただきました。
この事業のキーワードは、「学び直し」です。
化学分野における学び直しの教育環境を整備し
新たな教育プログラムを開発することを目的としています。
詳細はコチラをご覧ください。
化学分野は、医薬品、食品、医療、バイオ、環境、エネルギー、電子材料など
様々な産業を支える、なくてはならない分野であり、
私たちの生活を支えています。
この化学分野では、普段は目立ちにくいかもしれませんが、
多くの化学技術者が活躍しています。
一方で、化学分野の技術は日々進歩しているため、
継続的な学び直しが必要とされているのです。
そこで、化学と名の付く日本で唯一の学校として、
これまで培ってきた化学教育のノウハウを活かしながら、
キャリアアップやキャリアチェンジを目的とした学び直しの
ニーズに応えるべく、e - ラーニングを活用した
新たな教育プログラムの開発を、まずはこの5ヶ月間で進めてきました。
今日は、本事業を取りまとめている本校の重里総長(元校長)から
成果報告を行いました。
特に、今年度の実施にあたっては、
基本的なシステムの構築を目指して進めてきました。
その中で、化学分野に関連する多方面の企業の方々や、
多くの卒業生にも協力をいただき、成果を出すことができました。
課題もまだまだ残っていますが、得られた成果を活かして
次年度以降も継続していきます。
併せて、第3回 実施委員会も行いました。
実施委員会の中では、
次年度以降の方向性についても確認、検証するため、
改めて事業報告を詳細に行いました。
これまでに行った実施委員会の様子は、
以下のリンクからご覧ください。
第1回 実施委員会
第2回 実施委員会
本委員会では、日本化学会、大阪府職業能力開発協会、
大阪市教育委員会、大阪府立高校、
大阪府専修学校各種学校連合会工業部会、
複数の化学系企業、複数の専門学校などの多数の皆様に
委員として参加いただいています。
今日の実施委員会では、
ここまでの事業を進めて来た中で、新たに出てきた課題や、
それらを踏まえた今後の方向性について、
各委員からご意見をいただきました。
また、本事業で構築を目指している教育プログラムは、
eーラーニングを用いた学習と、
実際に実験室で技術を学び直す集合学習とを
併せて実施するという特徴を持っています。
先日、本校で初めて実施した集合学習の様子を
各委員に見ていただき、感想や講評をいただきました。
下の写真は、集合学習当日の様子を、
動画で見ていただいているところです。
以下のブログのリンクからも集合学習の様子をご覧いただけます。
集合学習1日目
集合学習2日目
委員からは、受講者の方々が真剣に取り組まれており、
良い雰囲気で集合学習が行われているとの評価もいただきました。
また、集合学習を終えた受講者のアンケート内容も確認し、
本事業に対するニーズがあることと、
今後の教育プログラムの構築に期待をいただいていることも
確認できました。
次年度以降も本事業を進めて行くにあたり、
各方面の方々や卒業生のみなさんにも
ご協力をいただく機会があると思います。
その際には、ぜひともご協力をよろしくお願いいたします。
By ぽてと