2019.04.12
本日は、2019年度の入学式を挙行しました。
第38期生の誕生です。
今年は160人の新入生を迎えることができました!
上の写真は、式後に撮影した集合写真です。
まだ緊張感が抜けない表情の新入生ですが、
これからどんな風に成長していくのかとても楽しみです。
会場は、大阪市中央公会堂です。
大阪市にある歴史的な建造物であり、
あのアインシュタインも講演したことがあるそうで
観光名所となっています。
いい天気に恵まれ、桜もまだ咲き誇っている状態で、
本日を迎えることができました。
式場の準備には、新入生を迎えるために
朝早くから自治会の学生たちが式場設営を手伝ってくれました。
1年前に新入生として入学式に出席していた彼らが
お互いに声を掛け合い、スムーズに会場設営を進めていました。
普段の実験や学校行事で、知識・技術だけでなく、
チームワークも身に付け、人間的にとても成長したと
式が始まる前に感動してしまいました(涙)。
入学式は開式し、理事長先生からの式辞です。
「様々な道を歩んできたけれども、
たどり着いたこの学び舎で、分析化学という技術を身に付け、
新たな仲間と一緒に、自立できる人になってもらいたい」
と、励ましの言葉を贈られました。
そして、次は4年ぶりに復帰した校長からの式辞です。
「世界の人口約70億の中の160人という
奇跡の出会いを大切にしてもらいたい。
そして、経歴も年齢も出身地も異なる
様々な方が入学されましたが、
本校入学が正しい選択であったことを、
卒業時に証明することを宣誓します!」
という言葉を贈られました。
そしてその後は、
新入生代表の健康化学分析学科Hさんによる『宣誓』です。
ホール全体に、そして我々の心の中に響くしっかりとした声と口調で、
これからの2年間を目標に向かって歩き出す意気込みを宣誓しました。
心のこもったとてもいい宣誓でした。
続けて、本校卒業生がお世話になっている2つの企業様から
お祝いの言葉をいただきました。
最初は、株式会社三井化学分析センターの大阪事業所長様より、
お祝いの言葉をいただきました。
いろいろな分析機器を取り揃えておられる分析専門の
分析集団とも言える企業様です。
所長様からは、
「とにかくこの学校で、2年間頑張って、
分析化学を学び切ってください。
そして、いろいろな経験をしておくことが必要です。」
続いて、日東薬品工業株式会社より、
取締役 管理本部長様からいただきました。
乳酸菌などの微生物を用いた医薬品を製造されている企業様です。
菌類を培養するすばらしい技術をお持ちで、
お菓子メーカーのロッテと「乳酸菌ショコラ」というチョコレートを
共同開発されています。
本部長様からは、
「小さい山でも登りきることが大切です。
2年間という短い期間であっても、
しっかりと技術を身に付けた分析化学者になってください。
主体性をもって何事にも取り組んでください。」
と、お言葉をいただきました。
そして、本校卒業生のOB会組織、分友会の代表として、
23期卒の株式会社サンテクノスの専務様より、先輩としてのアドバイスと
お祝いの言葉をいただきました。
最後は、在校生からの歓迎の言葉です。
在校生代表は、資源分析化学科2年生のN君です。
こちらも2年生らしくしっかりとした落ち着いた口調で、
自分たちのこれまでの1年間を振り返りながら、
新入生が安心し、楽しく学校生活を過ごせるようにと、
心を込めて読み上げていました。
新入生にとっては、このような先輩は心強い存在となるでしょう。
そして、終了後に、冒頭の記念写真の撮影となりました。
今回は、100人以上の保護者の方々にもご参加いただきました。
これは保護者の方々の本校への期待の表れであると感じ
託された気持ちをしっかりと受け止め、
2年後の卒業まで、我々教職員一同が力を合わせて
学生たちを育てていくと、改めて心に誓いました。
思えば、ちょうど一カ月前に卒業生を送り出し
本日、希望と少しの不安を抱えた新入生を迎え入れました。
「学校」という場所ですので、当然ではありますが
この短期間に、人生の旅立ちと出会いに立ち会うことになります。
本日出会えた新入生が、先月見送った卒業生のように
笑顔で次のステップに進めるように、
この出会いに我々も感謝し、学生たちのそばに寄り添い、
それぞれの夢に向かって、一緒に歩んでいきたいと思います。
By ましおか