日本分析化学専門学校

来週、新入生を迎える本校では、新入生の受け入れ準備が進んでいます。
実験室では予備実験を行って、実験の準備が行われています。

本校に入学してくる学生の中には、化学初心者の学生や、
高校で理系クラスだったけど、ほとんど実験をしたことがない学生も大勢います。
そのため毎年、1年生の前期には化学やバイオの基本的な実験操作方法の修得を
目的とした実験を行います。
このように毎年行っている実験でも予備実験を行うことで、
より分かりやすく説明する工夫を考える機会としています。


こちらは化学のものづくり（合成と言います）の基礎を学ぶ実験の予備実験を、
私みなとが行っているところです。

本校に入学してくる学生には、実験大好き！という学生もいますし、
実験をしたことがないから不安という学生もいます。
「好きこそ物の上手なれ」という諺があるように、
実験を好きになってもらうことが技術力の修得の近道になります。
だからこそ、不安を抱えている学生には、少しでも早く不安を解消して、
実験を楽しめるようになってほしいと思いますし、
実験が好きな学生には、より一層好きになってほしいと思っています。

ところで予備実験はというと・・・、


目的物質が大量にできました♪

教員である私でも、やはり目に見えてたくさんできるとうれしくなります。
それは、学生たちも同じなので、こういった成功体験をたくさんしてほしいと思っています。

我々教員は予備実験をしながら、実験を行う学生の様子や表情を思い出し、どのように
導いてあげれば、実験を成功させてあげられるのか、より技術を磨くことができるのか
といったことを考えています。
それに合わせて、実験を行う前のガイダンスでの説明の仕方を工夫したり、テキストの
記述を修正したりしています。

今回は1年生の実験を取り上げましたが、
2年生で行う学科ごとの専門的な実験についてももちろん、予備実験を行います。
特に、2年生の実験は、分野ごとの就職先企業の方からいただいた現在の分野ニーズに
合わせて、毎年、実験内容を見直します。

このように、実験室でも新年度の実験スタートに向けて、着々と準備が行われています。
実験を楽しみにしている新入生の皆さんも、実験に不安を感じている新入生の皆さんも、
我々教員が全力でサポートしていきますので、本校での学校生活を楽しみにしていてくださいね。
我々教員も、皆さんと一緒に実験することを楽しみにしています！

by みなと