2019.04.06
本校は、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、
週末(土曜・日曜)開講の「分析化学応用学科」を設置しています。
土曜日・日曜日の時間を有効に活用することで、化学分析の知識・技術を
修得することができ、平日の学科で学ぶ環境・材料・バイオ・食品・医薬品・
化粧品・有機合成等の専門分野を総合的に学ぶことができます。
また、卒業と同時に無試験で国家資格を含む3つの資格(毒劇物取扱者責任者・
化粧品総括製造販売責任者・化粧品製造業責任技術者)を取得することができます。
この学科に在籍する学生は入学目的も様々です。
現職でのスキルアップや技術職への就職・転職を考えている方、
事業拡大を考えている経営層といった社会人の方、就職活動を見据えて技術力を高める目的で
大学生も入学しています。
こういった多様な目的に対応するために、この学科は学年定員20名の少数精鋭で開講しています。
また、週末に集中して学ぶことができるため、週末のみ遠方から長距離通学をしている学生もいます。
このような特徴をもつ分析化学応用学科の2019年度が、本日スタートしました。
本日は、新入生にとって初めての登校日ということで授業は行わず、
これから始まる学校生活に備えて、ガイダンスを行いました。
まずは我々教員の紹介を行い、本校の教育方針や学び方、各種規則、
本年度のスケジュールや時間割などについて説明を行いました(上の写真)。
その他にも、本校は環境管理の国際規格「ISO14001」の認証取得校ですので、本校の
環境方針や、その中で学生たちが果たすべき役割について説明をしました。
その後、実験の際に必要となる白衣の採寸と申込みも行いました(上の写真)。
新入生たちは白衣を着て、もうすぐ始まる実験をとても心待ちにしている様子でした。
また、学年間の交流を図るために1・2年生合同で自己紹介を行いました。
上の写真は、新2年生が自己紹介と新入生に向けて学校生活を充実させるための
アドバイスをしている時の様子です。
最後に、学校内の施設(資料室など)や周辺の環境(南天満公園など)を見て回る
オリエンテーリングを行いました(上の写真)。
このオリエンテーリングでは、新2年生のMさんとYさんが協力して説明してくれ、
新入生たちはリラックスした様子で、その説明を聞いていました。
オリエンテーリングを終えたYさんに感想を聞いてみると、
「新入生の姿を見て、ちょうど1年前に初めて登校した日のことを思い出しました。
3月に卒業した先輩に助けられたことが多かったので、
新入生にできることは何でもしてあげたいと思います。
私は遠方から通学していますので、特に同じように遠方から通学している
新入生に何かアドバイスができればと思っています。」
と話してくれました。
また、Mさんからは、
「新入生が入ってきてとてもうれしいです!協力できることは、
どんどん協力していきたいです。昨年度1年間楽しみながら実験ができたことが
自分自身の成長につながったと思います。
きっと新入生も分析化学を楽しんで学んでいけると思います。」
という感想を聞くことができました。
分析化学応用学科は、明日から授業が始まります。
様々な目的をもって今日初登校してきた新入生の皆さん、
我々教員と頼もしい先輩たちがしっかりサポートしていきますので、
安心して学校生活を送ってください。
そして、これから始まる授業・実験を通して2年後大きく成長した皆さんの姿を
見ることを楽しみにしています!
By しろいるか