2019.04.13
「分析化学応用学科」は、先週から本格的に授業が始まりましたが、
本日から「基礎化学実験」がスタートしました。
分析化学応用学科の学生は、この「基礎化学実験」を通して、
化学の基礎的な実験操作方法を無理なく修得することができます。
まずは、このような特徴がある「分析化学応用学科」について紹介します。
本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、
週末(土曜・日曜)開講の「分析化学応用学科」を設置しています。
土曜日・日曜日の時間を有効に活用することで、化学分析の知識・技術を
修得することができ、平日の学科で学ぶ環境・材料・バイオ・食品・医薬品・
化粧品・有機合成等についての専門分野を総合的に学ぶことができます。
また、週末だけの通学ですが、平日の学科と同様に2年間で卒業でき、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者・環境管理士(2級))も無試験で
卒業と同時に全員が取得することができます。
この学科に在籍する学生は入学目的も様々です。
現職でのスキルアップや技術職への就職・転職を考えている方、
事業拡大を考えている経営層といった社会人の方、
就職活動を見据えて技術力を高める目的で大学生も入学しています。
こういった多様な目的に対応するために、
このコースは学年定員20名の少数精鋭で開講しています。
今日から1年生の「基礎化学実験」が始まりました。
「基礎化学実験」では化学の基礎的な実験技術、データの取り扱い方や
レポート作成の方法をマスターすることができます。
また、化学初心者の学生でも無理なく取り組めるように配慮した
実験内容となっているのが、この「基礎化学実験」の大きな特徴です。
今日は、これから本格的に実験を行っていく上で、必ず最初に理解する必要がある
実験器具(メスシリンダーやガスバーナーなど)の取扱い方やその注意点について
実験担当のM木先生から説明がありました(上の写真)。
M木先生(上の写真中央)は本校の卒業生で、講師歴が長く、
実験に精通していますので、実験器具の使用方法、取り扱う際の注意点などを
とても詳しく丁寧に説明していました。
※今回は、ガイダンスとして実施しているため、実験室内ではありますが、
白衣の着用はしていません。
学生たちは、メモを取りながら、M木先生の説明を真剣に聞いていました(上の写真)
また、M木先生からは、実験器具の説明だけでなく、今後の実験でよく使うことになる
ろ紙の折り方についても説明がありました。
学生たちは、実際にろ紙を手にして正しいろ紙の折り方についても
学んでいきました(上の写真)。
その際、学生たちは積極的に質問をして疑問点をすぐに解消しようとしていました。
このように「分析化学応用学科」は、
少人数制で授業や実験をしていくため、教員と学生との距離が近く、
疑問に思ったことは何でも質問できる環境が整っています。
さらに、教室では実験器具の説明だけでなく、これから実験を行う時の注意事項、
実験ノートやレポートの書き方についての説明もありました(上の写真)。
1年生に今日の感想を聞いてみると、
「先生は必ず理由をつけて説明してくださるので、とても分かりやすかったです。
今日学んだことをしっかり復習しておきたいと思います。」
「とても楽しみにしていた実験が始まって、とてもうれしいです!
これまで本格的に化学を学んできた経験はありませんが、
先生が丁寧に教えてくださるので、とても安心しました。
明日の実験もとても楽しみにしています!」
といった感想を聞くことができました。
1年生の皆さん、明日も「基礎化学実験」がありますので、
今日学んだことを是非活かしてください。
そして、一歩ずつ化学の実験技術を身につけていきましょう!応援しています!
By しろいるか