2019.04.28
化学初心者の学生でも安心して実験に取り組めるように「分析化学応用学科」では、
事前に「実験ガイダンス」を実施しています。
この「実験ガイダンス」を通して、学生たちは無理なく実験についての理解を
深めることができ、スムーズに実験に臨むことができます。
このように化学をこれまで詳しく学んでいない方や勉強から少し離れていた
社会人の方へのサポート体制がとても充実している「分析化学応用学科」
についてご紹介します。
本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、
週末(土曜・日曜)開講の「分析化学応用学科」を設置しています。
土曜日・日曜日の時間を有効に活用することで、化学分析の知識・技術を
修得することができ、平日の学科で学ぶ環境・材料・バイオ・食品・医薬品・
化粧品・有機合成等についての専門分野を総合的に学ぶことができます。
また、週末だけの通学ですが、平日の学科と同様に2年間で卒業でき、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者・環境管理士(2級))も無試験で卒業と同時に
全員が取得することができます。
この学科に在籍する学生は入学目的も様々です。現職でのスキルアップや
技術職への就職・転職を考えている方、事業拡大を考えている経営層といった
社会人の方、就職活動を見据えて技術力を高める目的で大学生も入学しています。
こういった多様な目的に対応するために、このコースは学年定員20名の
少数精鋭で開講しています。
今日、1年生の基礎化学実験では「実験ガイダンス」を実施しました。
本校に入学する学生は、これまで化学を本格的に学ぶ機会がなかった
学生がほとんどです。そのため、そのような学生たちが、
安心して実験に取り組むことができるように事前に「実験ガイダンス」を
必ず実施しています。この実験ガイダンスでは、実験を行う目的、実験の概要、
実験方法、そして実験を通してどのような技術が身につくのかといった説明を
聞くことができます。
基礎化学実験の実験担当者である本校の卒業生で、実験指導歴が
長いM木先生(上の写真奥)は、学生たちが実験をイメージしやすいように
黒板に多くの図を書きながら、とても丁寧でわかりやすい説明をしていました。
また、実験上の注意点の説明もあり、学生たちはノートをしっかりとりながら、
真剣にM木先生の説明を聞いていました。
また、実験ガイダンス中や実験ガイダンス終了後も、学生たちは疑問に思った点を
積極的に質問をしていました(上の写真)。
M木先生は、本校の卒業生でもあるため、常に学生目線で指導されます。
そのため、学生たちは質問がしやすく、疑問点を感じることがあれば、
その日の内に解消していきます。
このように「分析化学応用学科」は、少人数制で授業や実験をしていくため、
教員と学生との距離が近く、疑問に思ったことは何でも質問できる
環境が整っています。
1年生に今日の実験ガイダンスの感想を聞いてみると、
「今日の実験ガイダンスで、実験のイメージがよくつかめました。
実験器具の扱い方が良く理解できたので、早く白衣を着て実験がしたいです!」
「疑問点が出てきても気軽に質問できるので、とても助かっています。
質問にも丁寧にわかりやすく親身になって答えてくださるので、
化学初心者の私にとって、とても心強いです。」
と答えてくれました。
学生の皆さん、連休明けには実験がいよいよ始まります。
しっかり今日の復習をして、我々教員と二人三脚で実験に取り組んでいきましょう!
By しろいるか
明日4月29日(月)から5月6日(月)まで、
各種国民の休日のため、学校はお休みです。
次回のブログ更新は5月7日(火)です。お楽しみに!!