せんせのブログ

1年生の実験プロセス

2019.05.10

本日は、1年生の健康化学分析学科と環境分析学科の
「基礎化学実験」の模様をご紹介します。

本校は、実験を中心としたカリキュラムを組んでいます。
そのため、1年生の前期からすぐに分析化学に必要な試薬の扱い方、
ガラス器具の使い方や実験機器の操作方法などを学びます。

この基礎化学実験では、日常生活にある身近なものを
テーマとして扱い、分析技術を学んでいきます。


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この写真は実験の準備中に撮りました。
いい笑顔ですね♪

さて、どんな実験かというと、薄層クロマトグラフィーを用いた実験です。
薄層クロマトグラフィーとは、専用のプレートにサンプルを染み込ませ、
溶媒に浸けることで、サンプルに含まれている成分を分離させる実験方法です。
成分の化学的な性質の違いによって、プレートへのくっつきやすさが異なるため、
くっつきやすい成分は移動が遅く、くっつきにくい成分は移動が早く進み、
成分を分離できます。
今回はホウレンソウの葉と乾燥ワカメを実験サンプルに用いて行いました。

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それぞれのサンプルを乳鉢で細かく粉砕して・・・、

DSC_5295.JPG
チューブに詰めて、確認しています。
白衣姿も決まってますね。

学生たちは白衣を着用して、実験をすることが本当に楽しいようです。
こうした基本的な実験の繰り返しが、確かな技術力に繋がっていくのです。
これからも楽しみながら技術を身に付けて、夢を叶えましょう。

分析化学者の卵たちが、これからどのように成長していくのか
我々も楽しみです。

By ましおか