2019.06.14
今日は、先週6月7日に引き続き、兵庫県立西脇工業高校へ出張して、
工業化学科の39名の1年生のみなさんを対象に実験(授業)をしてきました。
実験は、クラスを2つに、日程も分けて実施し、
先週(出張実験会 1日目)が19名、そして今日(2日目)は20名の生徒さんと
約3時間にわたって実験を行いました。
実験中の生徒さんです。ワクワク感、伝わりますか!?
出張実験会とは、本校講師が高校へ伺って行う実験会(授業)です。
いろいろな高校から直接本校に依頼を受けて実施しています。
今回の兵庫県立西脇工業高校からは、毎年、この時期に
高校内の特別授業の講師として依頼を受け、何と今年で11年目!!
高校の先生からは
「初めて化学実験を行う生徒に、化学の楽しさを教えてもらいたい」
との要望をいただき、それに合わせた実験(授業)内容を調整し実施しています。
※これまでの実績などは「中学・高校との連携」としてまとめて掲載しています。
今日も複数の実験を実施しました。
テーマは「身近なところにある化学」として、
すぐに手に入る食材やお薬などを材料に、実験を行いました。
下の写真は、自分たちの指紋を検出する実験です。
身近なところにある溶液を用いると、見事にそれぞれの指紋が浮き出てきました。
短時間で意外とくっきり浮き出る指紋に、
生徒さんたちは驚かれていました。
こちらは納豆や胃薬を使った実験です。
酵素の働きを見ることができます。
途中、納豆を水で混ぜる手順がありますが、
納豆好きな人は楽しく、嫌いな人は恐る恐る混ぜていました(^o^)
その納豆溶液を使い実験を行うと、反応が瞬時に起こります。
実際には下の写真の様に、紙に絵や文字を書いてもらうのですが、
今まで気付かなかった納豆のパワーを実感されていました。
写真は、一番上手に描かれたアンパンマン!(^_^)
そして、次の実験はルミノール反応という、化学発光の1つです。
科学捜査で使われる血痕を検出する反応をフラスコの中で行いました。
生徒さんにとっては想像以上に明るくフラスコ内の溶液が発光したようで、
とても驚かれていました。
今日は、
「プラネタリウムみたい!」
「懐中電灯の代わりになるな!」
「こんな実験をしてみたかったんです!」
というようなコメントが聞かれました(^o^)
実験終了後に生徒さんに書いていただいたアンケートでは、
「様々な事に化学が使われていて驚いた。もっと化学のことを深く知りたい」
「化学はやっぱり楽しい事と、奥が深く、色々な事に使えるというのが分かった」
「いろいろな実験をしてみたいと思いました。とても楽しかったです」
「光る実験がとてもきれくて、化学変化によっていろいろなことが分かると思った」
「結構、身近にある薬品で今回の実験ができるのがすごいと思いました」
というコメントをいただきました。
今回も化学が身近なところにあることを感じてもらい、
難しく遠い存在ではないことを実感してもらうことができました。
1年生のみなさん、今回の実験(授業)を通して感じたことを、
今後の高校生活でも活かしてくださいね。
では、また再会できることを楽しみにしています。
最後に、先週のブログからの続報ですが、
女子バレー部のみなさんは、見事に近畿大会へ進まれました!
おめでとう!
By ぽてと