2019.06.24
本日は、2年生の実験の模様をご紹介します。
「めっき」とは、物の表面に金属の薄い膜(金属薄膜:きんぞくひまく)をつける技術で、
耐食性を増したり、見た目を綺麗にしたりといった目的で用いられる技術です。
私たちの身の回りには、めっきが施された物がたくさんあります。
例えば、車のエンブレム、水道の蛇口、家電製品の表面(金属光沢のある表面のもの)、
パソコンなどの中に入っているプリント基板などなど、あらゆるものに
めっきが施されているのです。
ものづくりをしているメーカーに、品質管理などの職種
で就職する本校の学生の中にも、こういった「めっき」
を施す会社に就職する学生がいます。
そこで今回は「めっき技術」を学ぶ実験を行いました。
「めっき」には、電気を使ってめっきする「電解めっき」
と化学反応の力を利用する「無電解めっき」があり、
今回はその両方を行いました。
2年生のMさんとY君は、電解めっきにチャレンジです。
ニッケル板と銅板をめっき液につけて、電気を流します。
一定時間後に取り出すと、銅板にニッケルの被膜ができました。
(手に持った板の色が半分変わっているのがわかりますか)
こちらではN君が無電解めっきにチャレンジしていました。
樹脂の板を、緑の溶液の中に漬けておくと、
徐々に樹脂板の表面に金属の光沢が現れてきます。
ちょっとわかりづらいですが、手元に注目してください。
きれいに金属膜ができました♪
このように本校では、実際の企業で行われている処理技術なども
実務実験としてしっかりと学んでいきます。
学生の皆さん、楽しみながら技術を身に付けましょう。
BY ましおか