2019.06.25
本日は2年生の医薬品分析化学実験の様子をお伝えします!
今回は、市販の風邪薬をサンプルとして、
実際に含まれている有効成分の量を分析しました!
分析は液体クロマトグラフィーという原理を用いて行いました。
「クロマトグラフィー」とは複数の物質が混ざっている状態から、
化学的な作用を利用して、物質を分離する分析の原理です。
その中でも、液体クロマトグラフィーとは、
調べたい物質を液体の状態で分離して分析することができます。
今回は、この原理を用いて分析を行うことができる
「高速液体クロマトグラフ」という分析機器を使用しました。
この分析機器は分析を行う多くの企業で使われています。
実験では、実際に市販されている風邪薬を分析し、
機器の扱いやデータ扱い方などを行いました。
まず、市販の風邪薬から、メタノールという薬品で
分析をしたい有効成分を抽出します。
抽出した液は、鮮やかな黄色になります!
上の写真は健康化学分析学科のNくんとNさんです!
この黄色の液体を、
分析機器の「高速液体クロマトグラフ」で測定です。
機器を使用する際は、M先生(上の写真右側)から丁寧に説明を受けながら行います。
M先生は、もともと大手医薬品メーカーで医薬品の合成や開発を
行っておられた経歴をお持ちです。
これまでの経験を踏まえて、学生にも熱心に指導されています。
このように分析機器を扱う機会が何度もあり、実務で役立つ技術を学べるのも
本校の実験の多いカリキュラムだからできる特徴と言えます。
2年生の様子を見ていると、
機器の扱いが慣れてきたように感じました(^^)
さて、どのような結果が出たのでしょうか・・・
得られた結果を解析して、考察することは大事な実験の1つです。
しっかりと結果を見直して、次回までにまとめてくださいね。
byサブロー