2019.07.11
今日は、卒業生の働いている企業などへ見学に行く、
今年度2回目の「事業所見学会」を行いました。
学生たちにとっては、将来就きたいと考えている分野の企業を見学し、
現在、学校で学んでいる分析化学の知識や技術が
実際の分析室や製造現場で、どのように活かされているのかを見ることができます。
さらに分析化学者がどのように社会に貢献しているかも知ることのできる
貴重な機会です。
1回目の事業所見学会の様子は、以下のリンクよりご覧ください。
▼分析現場の卒業生がいっぱい!~第1回 事業所見学会~
今回、1年生は5つグループに分かれてそれぞれの企業を見学しましたが、
まずはその一部をご紹介します。
下の写真は、分析室で説明を受けているところです。
説明をしてくれたのは、昨年度に本校を卒業し、
入社して4ヶ月のAくんです。
研究開発部に所属しており、
分析機器や普段行っている分析の仕事について
丁寧に説明をしてくれました。
Aくんの働くこちらの企業は、自動車に関する様々な塗料を扱われており、
日本を代表する大手自動車用の塗料メーカーです。
別の分析室でも、同じく卒業生で、先ほどのAくんと同期のNくんが
説明をしてくれました。
卒業生2人の説明する姿を見て、
わずか数ヶ月で、さらにここまで成長したのかと感じ、
嬉しい気持ちになりました。
続いて、こちら。
多くの1年生が手を挙げて質問をしているところです。
こちらでも昨年度に本校を卒業した卒業生3名が出てきてくれました。
こちらの企業は、各家庭の台所で使われているであろう食用油を製造されている
大手油脂製造メーカーのグループ企業です。
液体や粉体の洗剤から、微生物を殺菌消毒するアルコール製品などを
製造されています。
卒業生からは、分析や製造現場での実際の仕事の話から、
就職活動に関するアドバイスもしてくれました。
1年生にとっては、社会で働く最も近い存在の先輩になります。
そのため、先輩に聞いてみたいことがたくさんある1年生は、
たくさん質問をしていたのです。
分析現場や工場の中は撮影できないため、写真はありませんが
しっかりと見学をさせていただきました。
次の企業は、自動車の内装やスマートフォンなどの電子機器に使われる部品の
メッキを行っている企業です。
下の写真は、分析室を見学している様子です。
学校で見たことのある実験器具がたくさん並んでいました。
1年生は、学校で行っている実験が、将来の仕事でも
活かされるということを実感できたと思います。
そして、2年生。
これまで先輩の働く現場をたくさん見学してきましたが、
今回は、大阪に関連するいろいろな企業の創業者に関する資料を
展示されている大阪商工会議所の大阪企業家ミュージアムを見学しました。
企業が誕生するまでの話や、それぞれの企業家がどのような想いで
会社を立ち上げたのかなど、企業家の精神を学びました。
施設内には、多くの企業家が1人ずつ展示されていますが、
その中から、本校学生の就職先や関連する企業の人物を
施設の方が考えて選んでいただき、丁寧に説明いただきました。
下の写真のブースでは、製薬や化学に関連する企業の人物が
展示されています。学生もメモを取りながら聞いています。
見学を終え、施設の方々からは、
「毎年、日本分析化学専門学校さんの学生さんに説明をしているが、
今回も興味をもって、しっかりと聞いていただけた。
ついつい説明も長くなってしまいました(笑)
本当に、毎年礼儀正しく、
聴講態度もすばらしい学生さんに感心しています。」
と、見学している学生の態度を評価いただきました。
さすが2年生!と言いたいですね。
今日は、こうしてそれぞれの企業や施設を見学しました。
見学を終えた学生は、たくさんのことを知り、気付いたこともあったようです。
今回の経験を活かして、今後の学校生活や就職活動に活かしてくださいね。
By ぽてと