2019.08.20
本日は、環境委員会の学生が、
道頓堀川水質調査のサンプリングを明日に控え、
実験室で準備を行っていました。
実験室で試薬の調整をしているのは、2年生のNくんです。
道頓堀川水質調査とは、大阪の街の中心を流れる道頓堀川 の
3地点から川の水を採取し、学生達が分析を行うものです。
道頓堀川は、阪神タイガースの優勝時などに熱狂的なファンが
飛び込むことでも知られていますが、実際に泳ぐことができる水質なのかを
調べるため、継続して水質調査を行っています。
何と今年で16年目を迎えました。
水質調査は年に4回実施しており、
明日のサンプリングは今年度2回目の実施になります。
実際に分析する項目は、こちら!
1.一般細菌
2.大腸菌
3.BOD(生物化学的酸素消費量)
4.基礎データ(pH、水温、DO、濁度)
分析項目だけを見ると、難しいように感じられるかもしれませんが、
これらの分析は、本校の実験で行っている項目でもあり、
学生たちにとっては、復習 にもなるのです。
これまでの分析結果は、こちらのページで紹介しています。
分析や調査で大切なこと、それは、準備です!
明日の調査に備えて、環境委員会の学生たちは
熱心に準備を行っていました。
準備では、サンプリング道具を確認したり、
試薬の調整をしたり、微生物を培養するための培地を作ったりします。
下の写真は、1年生のNくん。培地を調製中です。
このような地道な作業が16年目の伝統を支えてきたのだと言えます。
前回の調査では2年生が中心となって、1年生に教えている姿が 見られましたが、
今回は1年生も主体的に 準備を進めていたのが印象的でした。
前回のサンプリング時の様子は、コチラからをご覧ください。
明日の調査の日のお天気は曇りの予報ですが、気温は30度を超えるようです。
熱中症には気を付けて、サンプリングしてくださいね。
By かん太郎