2019.08.19
本校では2年間の集大成として、卒業研究に取り組んでいますが、
昨年に引き続き、「においに関する研究」をテーマの卒業研究の成果を
8月28日に、第32回におい・かおり環境学会で発表することになりました!
発表テーマは、「コーヒーの香気に関する研究2」です。
本校では何年も継続している研究テーマですが、
「におい識別装置」という分析機器を用いて
いろいろなにおいを解析する研究を行っています。
「におい識別装置」は、ノーベル賞をとられた田中耕一さんで
有名な島津製作所で開発された分析機器です。
こちらは他にも数多くの分析機器を作られている企業です。
におい識別装置を使用するにあたり、
装置を開発された島津製作所の技術者の方にもご助言をいただいています。
これまでにもいろいろなにおいを対象として、研究を行い、
新聞に取り上げられたこともありました。
今回の発表は昨年度の発表が好評だったこともありますが、
1年でさらに興味深い結果が得られたので、
「今年もぜひ発表をしてください。」
と、島津製作所の技術者の方からも、お言葉をいただきました。
本校の「卒業研究」は、学科ごとの専門的な授業・実験を経て
テーマ毎に数人のグループとなって取り組みます。
今回の発表は、先輩達が積み重ねてきたデータも併せて、
現在の2年生が発表します。
こちらの写真は、今年の2年生が、当日発表するポスターの内容を確認しています。
すべてに自分たちが関わったわけではないですが、
一方では当事者目線で、もう一方では、第三者目線で確認しながら、
内容だけにとどまらず、色使いや文字の大きさなど、
いろいろ意見を出していました。
また、この研究でネックとなるのが、
実際にヒトがにおいを嗅いで判定をする「官能評価」です。
これは、人間の感覚(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚など)を用いて
サンプルを判定する検査ですが、
そのために、彼ら自身の「鼻」がちゃんとにおいを
嗅ぎ分けられるのかという検査を行いました。
(詳細は、こちらのブログで)
基本的に誰でも合格しますが、やはりみんな緊張しています。。。
学会を主催する「公益社団法人におい・かおり環境協会」は、
本校も推奨している国家資格である「臭気判定士」の試験を
実施している団体でもあります。
今年も代表学生と私ましおかで参加する予定ですが、
当日は、他の学生の思いものせて、しっかりと発表したいと思います!
by ましおか