2019.09.10
9月9日(月)から後期がスタートし、2年生の卒業研究が本格的に始まりました。
卒業研究とは、これまでの実験とは違い、
自分たちでテーマを決定し、そのテーマにあった実験方法を選択し、
結果をまとめ、考察し、論文にまとめて、発表まで行うものです。
もちろん、教員は相談にのりますが、基本的にはグループで意見を
出し合い、計画的に進めていく必要があります。
この卒業研究をやりとげるためには、これまで学んだ知識を
応用する力と、自主的に動こうとする意識やグループ内で
協力し合う姿勢がこれまで以上に必要になるのです。
夏休み期間を利用して、話し合いを行い、テーマを決定するなどの
準備を行ってきました。(夏休み中の活動の様子はこちらから)
今日は、生命バイオ分析学科と健康化学分析学科の学生が
卒業研究を行いました。
午前中に今後の進め方やルールなどのガイダンスを行って、
論文提出や研究発表会の日程を確認しました。
午後からは、今後スムーズに実験を行うために、
自分たちが使う試薬の保管場所の確認や、
実験器具、分析機器の確認を行いました。
実験を行う前に試薬の確認を行うことは、とても大切な作業です。
実験の途中で「試薬がない!」なんてことになると、
実験が止まってしまいます。
場合によっては、初めからやり直しにもなりかねません。
実験室には、試薬を管理するリストがあり、
自分たちの使う試薬がどこにあるのかは、まずはこのリストで確認します。
たくさんの試薬を管理しているので、慣れないと、
なかなか骨の折れる作業です。
写真の二人の笑顔の理由は
「ありました!ちゃんと探したら見つかりました!」
ということでした。
学生たちは、この卒業研究を通して、社会に出てから
必要となる協調性やコミュニケーション能力などを養っていきます。
この卒業研究を終えたら、分析化学のプロとして
またひとつ成長していることでしょう。
by かん太郎