2019.09.14
授業・実験が資格取得対策になる「分析化学応用学科」では、
化学初心者の方も化学の国家資格を無理なく取得できます。
まずは、このような特徴がある「分析化学応用学科」についてご紹介します。
本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、
週末(土曜・日曜)開講の「分析化学応用学科」を設置しています。
土曜日・日曜日の時間を有効に活用することで、化学分析の知識・技術を
修得することができ、平日の学科で学ぶ環境・材料・バイオ・食品・医薬品・
化粧品・有機合成等についての専門分野を総合的に学ぶことができます。
また、週末だけの通学ですが、平日の学科と同様に2年間で卒業でき、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者・環境管理士(2級))も
無試験で卒業と同時に全員が取得することができます。
この学科に在籍する学生は入学目的も様々です。
現職でのスキルアップや技術職への就職・転職を考えている方、
事業拡大を考えている経営層といった社会人の方、
就職活動を見据えて技術力を高める目的で大学生も入学しています。
こういった多様な目的に対応するために、この学科は学年定員20名の少数精鋭で、
学生一人一人に合った指導を行っています。
今日、1年生はワーダー法という中和滴定の実験に挑戦しました(下の写真)
試料の中にアルカリ性の物質がどれだけ入っているか調べる方法ですが、
滴定操作を止めるタイミングを示す色変化の見極めがなかなか難しい実験です。
今回の実験内容は、化学分析に関する技術力を証明する唯一の国家資格である
「技能士(化学分析)」の実技試験にも出題されます。
そのため、今日の実験は1年生たちにとって、
「技能士(化学分析)」の資格取得のための対策になっています。
このように「分析化学応用学科」では、普段行っている実験が
そのまま国家資格「技能士(化学分析)」の受験対策になるよう
カリキュラムが組まれており、
化学初心者の方でも無理なく「技能士(化学分析)」の資格取得を目指せます。
1年生の中には、来年「技能士(化学分析)」の受験を考えている学生もおり、
1つ1つの手順を確かめながら実験に取り組んでいました(上の2枚の写真)。
入学前に実験をする機会がなかった学生も、今はテキパキと実験を進めており、
1年生の学生たちの成長した姿を見ることができました。
学生たちに今日の感想を聞いてみると、
「来年、技能士(化学分析)の資格試験を受験しようと思っているので、
いいシミュレーションができました。
しっかり復習をして、必ず資格を取得したいと思います!」
「先生が、実験操作と計算方法を丁寧にわかりやすく教えてくださったので、
よく理解できたと思います。
今日の実験で自信がついたので、来年は資格試験に挑戦したいと思います!」
と話してくれました。
学生の皆さん、これからも一つ一つの実験を大切にして、
どんどん成長していってください。
来年「技能士(化学分析)」の資格試験に合格できるように
我々教員も全力でサポートしていきます!
By しろいるか