2019.10.03
1年生は、9月から「定量分析実験」という実験を行っています。
実験を始めるまでに、まずはガイダンスを行い、
実験内容の説明を受け、本日からいよいよ実験が始まりました。
「定量分析実験」とは、どれだけの量の化学物質が含まれているのか、
分析結果から量を算出する実験で、分析技術の基礎となる大事な実験です。
本日は、中和滴定の様子をご紹介します。
入学してすぐの4月から7月にかけては
「基礎化学実験」という実験を行いました。
この実験では、器具や試薬の基本的な扱いを学び、
中和滴定の実験も行いました。
今回、定量分析実験では、先に身に付けた滴定の技術を活かし
少し高度な分析を行います。
方法は、日本の医薬品の品質純度等について求める際に
使用されている手順に基づいた方法です。
みんな、慣れた手つきで滴定操作を行っています。
夏休みを挟み、久々に実験器具を触る学生達は、
使い方、目盛りの読み方を思い出しながら実験をしていました!
学生からは
「久々にガラス器具を触り滴定をして楽しかったです!」
「滴定値の誤差が0.01mlと厳しいですが、頑張ります!」
とコメントを頂きました!
量をきっちりと分析するということは、
1滴の差でも値が変わるため、慎重な操作が求められます。
とはいっても、いきなり誤差をなくせるようすることはできないので、
1つずつ技術を修得し、焦らずに分析のスペシャリストを目指してください。
私も、昨年までの在学時代に、技術を少しずつ身に付け、磨いてきましたので、
安心して実験に取り組んでいきましょう!
by サブロー