2019.10.01
本校は、本日、創立38周年を迎えました。
専門学校の設立が正式に認められてからおよそ40年、
本校はそれとほぼ同じ長さの歴史を持った専門学校なのです。
創立記念日は、本校にとって特別な1日となります。
学生は、休講日となりますが、
我々教職員は、この創立記念日を建学の精神やその原点に立ち返るための
重要な日と位置付けており、今年も教職員全員が集まりました。
まずは、理事長からの挨拶がありました。
これまでの学校運営を振り返りながら、
教職員一同、協力し合って今後も真摯に教育活動を進めて欲しいと話されました。
創立記念日には、こうして教職員が集まって振り返るだけでなく、
分析化学の専門学校であるからこそ、この日を使って
化学にまつわるいろいろなことを学んでいます。
例えば、過去には化学の原点を探すためにバスに乗って遠方へ
足を運ぶこともありました。
今回は、国立研究開発法人理化学研究所の上級研究員 高橋佳代先生をお迎えして、
「心とつながる脳科学」というテーマで記念講演をいただきました。
高橋先生は、脳の中で働く、ある1つの化学物質に着目し、
性格の違いを化学の視点から解明されようとしていました。
また、性格や気質は、生まれ育った環境だけでなく、
生まれつきの脳のしくみが違うことが理由である可能性も考えられると、
お話しいただきました。
加えて、それらを知ることにより、お互いに対する理解が深まるのではないか、
それが教育につながるのではないかというお話をしていただきました。
「脳や心の問題を化学で解明する」とても深いテーマでした。
講演後の質疑応答の時間となると、
興味津々で講演を聞いていた本校の先生方が
一斉に手を挙げておられました (^o^)/
髙橋先生は最後に言われました。
「学生指導に魔法の言葉はありません。
それより一人一人を理解することが重要です」と。
本校が一人一人に向き合いながら指導していることが、
改めて良かったと思えた瞬間でした。
分析化学を教える本校としても、
そんな心の解析ができる日が来るのはとても楽しみですね。
また、そこに分析の技術が重要な役目を果たしていることも知り、
高橋先生のような高度な分析が今はできなくても、
将来、それらの分析を行えるような学生を育てていきたいと思いました。
勉強をした後は、教職員で懇親会を行いました。
普段は各部署ごとにそれぞれの業務を行っていますが、
このような懇親会を通じて、互いにコミュニケーションを取っておくことも大事なのです。
懇親会の最初には、校長から挨拶がありました。
校長は、
「温故知新」という言葉にあるように、古き良きことはしっかりと守りながら、
新しいことに挑戦していくことで、教職員一人一人が磨かれる。
そのことによって、さらに学校は発展していくというお話をされました。
本校では、先月から新校舎の建築が始まっています。
その中で、新たに教育のICT化にも取り組んでいく予定です。
これらを含めた今後の流れを確認し、いよいよ懇親会が始まりました!
懇親会の最後には、じゃんけん大会も行いました。
普段も明るく楽しい先生方ですが、
じゃんけんに必死です!!(^^)!
ましおか先生、商品をゲットした模様です(笑)
こうして、あっと言う間に、記念すべき38年目の創立記念日が過ぎていきました。
今日という日を迎えられたことに感謝し、
これからも、日本で唯一の化学の専門学校として精進してまいります!
今後も、本校のことを宜しくお願い致します!
by かん太郎