2019.11.19
秋空の下、学校の前を流れる川から水を
サンプリングをしているのは1年生です。
川岸の桜の木々は濃く赤く色づいていました。
季節を感じながらのサンプリングとなりました(^o^)
このサンプリングは、分析機器を使った
「機器分析化学実験」の中で行いました。
実験の名前の通り、この実験の中では
さまざまな分析機器を使った分析方法を学びます。
サンプリングをしていた学生たちは、
この川の水を『吸光光度計』と呼ばれる分析機器を
使ってある数値を求めるために測定を行います。
『吸光光度計』は、分析化学の中でもっともよく使われる
分析機器のひとつです。
機器の原理は、授業で学びますが、簡単にお伝えすると『光』を利用します。
物質の入った溶液に光を当てることで、物質がどれだけ入っているのか、
どれだけ濁っているかなどを調べることができるのです!
今回は、河川水の濁り具合を調べることが目的です。
そのため、実際の河川水をサンプリングしていたのです。
水温はサンプリング後すぐに、その場で測定します。
この時の水温は14.5℃でした。
実験室に持ち帰り、早速、濁り具合を調べる実験を行います。
分析機器でサンプルを測定するためには、
いろいろな試薬が必要になります。
学生たちが協力しながら、必要な試薬を調製していました。
この操作の中には、分析の基本的な操作がたくさん含まれています。
例えば、左手前では、ガラス器具のホールピペットを使って
一定量を正確に取っているところです!扱い方はばっちりですね!
右から2番目の学生は、メスアップという操作をしています。
入学時と比べると、その様子は、とてもさまになってきました!
このように手で行う試薬やサンプルの調製の1つ1つの操作が、
高性能な分析機器を使った実験でも、とても大事なポイントになるのです。
これからどんどん経験を積めば、技術力も上がり、
実験結果の精度も高くなっていくことでしょう!
1年生のみんな、焦らずに着実に技術を磨いていきましょうね!
by かん太郎