2019.11.28
本日は、2年生の卒業研究の様子をご紹介します!
こちらの写真は、健康化学分析学科のMさんが
「滴定」という実験操作を行っています。
Mさんの班では、
家庭用のお風呂で使用する入浴剤を対象とした研究をしています。
今日の実験では、「滴定」という実験で、入浴剤に含まれる
「炭酸イオン」という物質の量を調べているところです。
炭酸イオンとは、入浴剤を入れた際にブクブクと気泡が出てきますが、
あの気泡は炭酸ガスで、この炭酸ガスの一部がお湯に溶け込み、
炭酸イオンとなります。
これは、新陳代謝の促進や、疲れや痛みの回復等の効果が
期待できる成分ですが、実際、製品ごとに違いがあるのかを調べるために、
溶け込んだ炭酸イオンの量を時間経過毎に測定して、確認しています。
実験室では、実際のお風呂に入浴剤をいれて~
ということはできないので1Lのお湯を用意し、実験しています。
今後、この他にも、有効成分が実際にお湯の中でどのような状態で存在し、
人の肌に刺激を与え得る成分の量などを調べる予定です。
学生に話を聞くと
「今後の研究を進める上で、しっかりと考え、
焦らずに皆と協力し1つ1つデータをとっていきます!」
と、意気込みを話してくれました!
入浴剤は私達の身近にあり、これからに季節によく使うものなので、
研究結果によって、購入する時に有効成分の量をよく見てしまうかもしれません笑
どのような結果になるのか楽しみにしています!
残りの期間を大切に使い頑張ってください!
byサブロー