2019.12.05
本校の課外活動の1つである環境委員会が
12月7日から第62回目の 道頓堀川水質調査を行っています。
道頓堀川水質調査は春夏秋冬で年4回実施しており、
今年で16年目と環境委員会の中でも最も伝統のある活動となっています。
(12月7日の様子はコチラからご覧ください。)
阪神タイガースが優勝した時や、サッカーW杯等で川に飛び込む人が
いることでも取り上げられることも多い道頓堀川ですが、
そもそも泳いでもいい水質なのかを継続して分析を行い、調査しています。
このように長きにわたって道頓堀川を調査していることに注目いただき、
先月11月にはNHKの「ニュースほっと関西」という番組から
2日間にわたる取材を受け、学生が行う水質調査の様子が紹介されました。
(取材の様子はこちらから:1日目・2日目)
(放映の様子はこちらから:ニュースほっと関西~ええやん!この学校~)
測定項目の内、本日の分析最終日は「BOD」という水中の有機物を微生物が
分解するのに必要な酸素量を測定します。
「BOD」は実験初日と最終日に測定しており、
どれだけの酸素が使用されたのか比較します。
まずは水中の酸素量を固定するために試薬を加え「フラン瓶」を振ります。
皆手首のスナップを利かせて楽しそうに振っています笑
実験方法では「滴定」という操作を行います。
2年生が1年生に教えながら行っています。
1年生も後期実験で様々な滴定の実験を経験してきたので
自信を持って取り組んでいました。
1年生に話を聞くと
「課外活動で実験ができるのは楽しいです。
普段の実験で身に付いたことが活かせているので
これからの実験もより頑張ろうと思いました!」
「初めて参加しましたが、普段の実験とは違い2年生に
教えて頂きながら実験するのは新鮮で楽しいです!」
と話してくれました。
2年生にも話を聞いてみました。
「土曜日も今日も、1年生が積極的なので教えがいがありますし、
安心して引き継げそうです。」
と安心した様子でした。
学生生活での課外活動は、先輩・後輩との絆が生まれ人間形成の場となります。
これからも、1年生、2年生共にこのような機会をチャンスとして、
人間としての成長そして実験技術の向上を願っています。
byサブロー