2019.12.10
今日は2年生の卒業研究の様子を紹介します。
こちらのグループでは清涼飲料水と、
そこに繁殖する微生物の関係について研究を行っています。
大腸菌やミュータンス菌など身近に存在する菌が、
飲み始めたペットボトルの清涼飲料水の中で、
どのように増殖するのかを実験で調べています。
実際の実験では、他の微生物が入り込まないように操作を行う
無菌操作という技術を使って行うため、クリーンベンチという大きな箱の中で
サンプルを扱います。
クリーンベンチで使うものは消毒してから入れることなど、
クリーンベンチの使い方は2年生の前期の実験で学びました。
卒業研究では、これまでに学んだ機器の使い方をおさらいする
機会にもなります。
いろんな条件で実験をするので、たくさんのシャーレを使います!
"シャーレタワー"ができるほどの数ですが、班のみんなで分担しながら
作業を進めていました。条件ごとの結果を確認し、しっかりと
記録を付けていきます。
「シャーレがたくさんあるので確認が大変とも思いますが、
自分の目で結果を確かめていくので、ドキドキする瞬間ですね。」
さて、結果はどうだったでしょうか・・・?
笑顔、ということは、興味深い結果が得られたようです。
なぜこのテーマを選んだのか聞いてみると、
「ペットボトルの飲み物は生活に欠かせないものですが、
飲んだ後にそのまま置いておいたものをまた飲んでも大丈夫なのかなど、
ずっと気になっていたので、この研究をテーマにしました。」
とのことでした。
夏休みから準備を続けてきた卒業研究も、終盤にさしかかってきました。
実験を行いながら、論文を書き、発表の準備も進めていくことになります。
2月に行われる卒業研究発表会では、良い結果を報告できるよう
あと少し、みんなで協力しながら取り組んでくださいね!
(^^)/
by かん太郎