2020.01.16
今日、実験室では教員が何かの準備をしていました。
実は来週、1年生の「定量分析実験」の実技試験を実施します。
今日は、その試薬や器具などの準備を行っていました。
「定量分析実験」とは、どれだけの量の化学物質が
含まれているのか、分析結果から量を算出する実験で、
分析技術の基礎となる大事な実験です。
1年生は9月からこの定量分析実験に取り組んできました。
今回の試験では「滴定」という分析手法の技術を確認します。
この実験手法は国家資格である、技能士(化学分析)の
実技試験で問われる技術でもあります。
また、このような基礎的な技術は、就職先の企業様からは
重要とされています。
1年生は、4月から1年間かけて実験技術を修得してきましたが、
最後の実験日に実技試験という形式で、その成果を確認しています。
入学前は実験をしたことがなく、最初は恐る恐る実験していた学生も、
今では試薬のはかりとりや溶液の調製、滴定の操作等、
手際よく実験操作を進められるようになりました。
学生は、今度の実技試験という機会を通して、
自分の手にどれだけの分析技術が身についたかを実感することになると思います。
私たち教員も学生が成長した姿を楽しみに準備を進めています。
1年生のみんなは、いつも通りの実力を発揮してくださいね!
by サブロー