2020.01.18
分析化学応用学科の実験では、学生1人1人に対して
実験担当教員が手厚いサポートをしています。
そのため、化学初心者の学生でも安心して実験に取り組むことができ、
無理なく化学分析の知識や技術を大幅に向上させることができます。
まずは、このような特徴のある「分析化学応用学科」についてご紹介します。
本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、
週末(土曜・日曜)開講の「分析化学応用学科」を設置しています。
土曜日・日曜日の時間を有効に活用することで、
化学分析の知識・技術を修得することができ、
平日の学科で学ぶ環境・材料・バイオ・食品・医薬品・化粧品・
有機合成等についての専門分野も総合的に学ぶことができます。
また、週末だけの通学ですが、平日の学科と同様に2年間で卒業でき、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者・環境管理士(2級))も
無試験で卒業と同時に全員が取得することができます。
この学科に在籍する学生は入学目的も様々です。
現職でのスキルアップや技術職への就職・転職を考えている方、
事業拡大を考えている経営層といった社会人の方、
就職活動を見据えて技術力を高める目的で大学生も入学しています。
こういった多様な目的に対応するために、
この学科は学年定員20名の少数精鋭で開講しています。
こちらのEさんは、入学する前まで本格的な化学やバイオの実験を
経験したことがない学生です。
そのため、入学当初はちゃんと実験ができるか、とても不安だったそうです。
しかし、入学して約1年が経った今では、実験操作がしっかりと身に付いて、
スムーズに実験を進めることができるようになっています(上の写真)。
Eさんに話を聞いてみると、
「約1年間いろいろな実験をしてきましたが、
これだけ化学の知識や技術がたくさん身につくとは正直思っていませんでした。
成長できた理由の1つは実験前の実験ガイダンスのおかげだと思います。
このガイダンスを通して、実験のイメージをつかむことができ、
実験の要点や注意点をしっかり理解した状態で実験に臨むことができるので、
実験ガイダンスを聞くのが私は好きです。
さらに、実験中も分からないことがあれば、その場で質問して、
疑問点を解消できるので、毎回とても楽しみながら実験をしています!」
と話してくれました。
本校に入学する学生は、
Eさんのようにこれまで化学やバイオを本格的に学ぶ機会がなかった
学生がほとんどです。
そのため、そのような学生たちが、安心して実験に取り組むことができるように
事前に「実験ガイダンス」を必ず実施しています(上の写真)。
この実験ガイダンスでは、実験を行う目的、実験の概要、実験方法、
そして実験を通してどのような技術が身につくのかといった説明を
聞くことができます。
上の写真に写るM木先生は実験の指導経験が豊富なので、
学生たちが実験をイメージしやすいように黒板に多くの図を書きながら、
毎回とても丁寧にわかりやすく説明をしています。
さらに、上の写真のように実験の際も、
学生ごとの実験操作についての理解度を、その都度確認しながら
1人1人に合った実験指導を個別に行っていきます(上の写真)。
そして、実験をした後は必ず実験結果をとりまとめて、
「レポート」という形で報告書を作成します。
ここでも、化学初心者の学生がレポート作成で困らないように、
時間をかけて丁寧にレポートの添削指導を行います(上の写真)。
この指導を通して、学生たちに報告書作成のコツを身につけてもらいます。
このように分析化学応用学科では、「実験ガイダンス」、「実験」、
「レポート添削」のそれぞれにおいてサポート体制がとても充実しており、
化学初心者であっても無理なく実験技術やレポート作成能力を向上させる
ことができます。
この1年間で大きく成長した学生の皆さん!
もうすぐ2年生になり、より専門的な技術や知識を学んでいきます。
これまでの実験・講義で得たこと2年生でも活かし、
大きく成長してくれることを期待しています!
By しろいるか