2020.01.20
お昼休みに1年生の教室を覗いてみると、
みんながテキストを広げて勉強していました。
友達同士で、重要なポイントを確認している姿も見られました。
広げているのは、「機器分析実験」で使った実験テキストや
実験の結果を記録したノートのようです。
先週、定期試験が終了しましたが、
「機器分析実験」では、後期の最後の授業で
これまで学んだことをおさらいする確認問題を出し、
学生に取り組ませています。
「機器分析実験」では、
「赤外線吸収スペクトル分析法」で試料の化学的な構造を調べたり、
「吸光光度計」を使って、川の濁り具合を調べたり、
「ガスクロマトグラフィー」という方法を使って、混合物の中に
何がどれだけ入っているのかを調べたり、など、
いろんな分析方法を学びました。
また、レポートについても担当の先生に添削してもらうなどして
書き方を学んできました。
これらの分析方法の原理や操作方法が実際に身に付いたかどうかを
確認するのです。
独自のノートを作成している学生もいました。
ちょっと話を聞いてみると、
「操作方法は実際にやったので思い出せるのですが、原理については
ちょっと曖昧なところがあるので、テキストとノートをみながら
友人と一緒に確認してます。」
「授業、実験、レポートとやってきたので、しっかりと学んだという
手ごたえはあります。」
とのことでした。
実験を始めたころと比べると、ずいぶんと頼もしい返事が返ってきました。
1年間、学んできたことで、少し自信がついたようです。
授業や実験で学んだ方法を応用して、
来年は彼らも、今の2年生と同じように、卒業研究に挑むことになります。
楽しみですね。
by かん太郎