2020.01.23
本日は、1年生の定量分析実験が最終日でした。
「定量分析実験」とは、化学物質がどれだけ含まれているのか、
分析結果から算出する実験です。
最終日はこれまで学んだ技術の確認を行いました。
今回は、「滴定」という分析手法の技術を確認します。
「滴定」とは、 濃度がわかっている溶液を用いて、
調べたい溶液中の成分の濃度を求める手法です。
先週から教員が期待を込め準備を行ってきました。
そしていよいよ本番。 1年生は実験ノートに化学反応式や操作法、
反応の様子などを 予習してきましたが、
本番になると少し緊張している様子です。
まずは、容器の洗浄や共洗いという操作でしっかり準備を進めていきます。
そして、滴定操作。
前期の実験から「滴定」の操作を行っているので、 手慣れた様子です。
確認実験が終了した学生に話を聞くと
「1番最後に行った実験なので、体が覚えていました!」
「最初、ミスをしてしまったのですが、何とか時間内に
すべて終わらすことができました!笑」
「シュミレーションして挑んで、友達と似た結果がでたので
上手くできたかなと思います!」
と様々な感想がありました。
みんな何とかできたみたいですね(^^)
1年間、いろいろな実験をグループで行うことが多くありましたが、
今回は、1人で実験を行いました。
普段とは違い、段取りなどで手間取ったりしたかもしれませんが、
それ以上に自分の技術が身についていることを実感できたと思います。
また新たな課題を見つけた学生もいたことでしょう。
今回の確認の滴定試験で感じたことを2年生でも活かし、
新たな分析技術を学び、分析化学者として
レベルアップ していってほしいと願っています。
byサブロー