2020.02.14
12日からの国内研修旅行も3日目、本日が最終日です。
1日目と2日目の様子は、こちらをご覧ください。
1日目:自分たちの夢をかなえるために
2日目:みんなで学び、みんなで観光
国内研修旅行も3日目ですが、学生たちは元気に朝ご飯をいただきました。
国内研修旅行では観光もしますが、化学分野の企業に見学に行ったり、
就職活動について相談したりします。
つまり、この国内研修旅行は友達や教員との絆を深めるとともに、
卒業後の進路という新たな自分への第一歩を踏み出す、大切な行事なのです。
そして、本日は江戸時代の科学者であり、哲学者でもあった三浦梅園の
資料館と旧宅の見学と、全国の八幡神社の総本宮である宇佐神宮へ
お参りに行きました。
三浦梅園の科学者・哲学者としての原点は「なぜ?」と疑うことにあります。
「なぜ?」と思ったことを、とことん突き詰め、その先に真理や本質を
見出す、三浦梅園はこういったことを実践された方です。
この姿勢は見えないものを見る分析化学者にも大切なことなので、
見学に訪れました。
資料館の館長さんが三浦梅園の業績や思想について、
分かりやすく解説してくださいました。
本校の理事長先生も、わざわざ大阪から来てくださり、
本校の学生として学んでほしい三浦梅園の姿勢などについて
お話しくださいました。
旧宅の前では国東市教育委員会の専門員の方が
壁の色についてなど、丁寧に説明してくださいました。
最後に旧宅前で理事長先生と一緒に記念撮影を行いました。
日頃はなかなか歴史に触れる機会の少ない学生たちですが、
今回、江戸時代に科学に真摯に向き合った偉人の業績に触れて、
学生たちもそれぞれ、分析化学者として大切なことを
感じ取ってくれたようでした。
本日、もう1つの訪れたのが宇佐神宮です。
そして、お昼ご飯は、宇佐神宮の参道で大分の郷土料理「だんご汁」を
いただきました。
お膳には、だんご汁以外に大分名物「とり天」も乗っていて、
学生たちは美味しそうに食べていました。
まずは大鳥居の前で記念写真を撮りました。
その後は自由散策!
仲の良い友達とグループになって、思い思いに
お参りしていました。
広い境内の中を歩いていると、学生たちのたくさんの笑顔に
出会えました。
この笑顔と絆が、これからも続くように私みなとも願っています。
最後に小倉駅で解団式を行い、3日間を振り返りました。
帰りの新幹線の中も学生の笑顔にあふれていました。
楽しい思い出がたくさんできたようで、名残惜しそうにする
学生がたくさんいました。
この国内研修旅行の目的は冒頭に書きましたように
「今後の進路に向けて、新たな第一歩を踏み出すこと」です。
そのために、工場見学や観光、就職指導と様々な経験をする場を設け、
その中で学生たちは多くのことを学び、感じ取ったように思います。
さらには、教員や友達と普段以上にじっくりと語り合ったことで、
多くのことを考えるきっかけにもなったのではないかと思います。
国内研修旅行中の学生たちの表情や行動から、また1つ成長した
と感じますし、充実した時を過ごせたことも感じます。
だからこそ、今回踏み出した一歩を、次の一歩へとつなげて、
それぞれの夢に向かう確かな歩みとしてほしいと思います。
我々教員は、旅行中と同じようにいつも皆さんの傍にいます。
一緒に夢に向かって歩んでいきましょう!!
by みなと