2020.03.11
本日、コミュニケーションルームをのぞいてみると、
とある学生から「先生!僕、甲種危険物取扱者試験に合格しました!」、
という、とても嬉しい報告がありました!
危険物取扱者は、消防法で定められている燃焼性の
高い薬品を取り扱うのに必要な国家資格で、
化学やバイオ分野の技術職の業務において重要になる資格です。
本校でもその重要性からこの資格取得を推奨しており、
毎年夏に、危険物取扱者の資格試験を実施している
「一般財団法人消防試験研究センター」のご協力を得て、
校内で、乙種第4類の本校学生のみを対象とした
特定試験を実施しています。
(学生達が危険物取扱者試験にチャレンジする様子はコチラから)
危険物取扱者には、甲種、乙種(1~6類)、丙種の3種類があり、
甲種の資格試験の免状を取得すると、消防法で定められている全ての類の
薬品を扱うことができるようになります。
つまり、甲種は危険物取扱者の試験の中で、
最も難易度の高い資格でもあります。
そもそも、甲種を受験する上では、
化学系科目の単位を15単位以上修得している必要がありますが、
本校学生は、1年生の前期終了時に、この条件をクリアしており、
1年生の間に受験ができるのです。
合格したのは、資源分析化学科1年のM君です!
(新型コロナウイルス感染予防のため、マスクを着用しています)
M君は、昨年の夏に乙種第4類 危険物取扱者試験に合格後、
もっと上のレベルを目指したい!、
就職活動で少しでもアピールポイントになればと
甲種危険物取扱者の試験を受験しました。
M君に合格した感想を聞いてみると、
「授業で危険物を学び、乙種第4類危険物取扱者を合格した後は、
次は甲種かなと思い、勉強を始めました。
甲種は乙種第4類とは違い、第1類から第6類までの全ての危険物が
問題に出てくるので、覚えるは大変でしたが、合格できて本当に
嬉しいです!」
と話してくれました。
M君が甲種危険物取扱者を目指すきっかけとなった
本校の「安全衛生」という授業では、実験を安全に行うための知識と合わせ、
危険物取扱者の資格取得を目指した試験対策にもなっています。
そのため、本校の学生たちは、1年次の初めから資格取得のための
受験対策を行っていくことができます。
また、本校では資格取得のために「資格取得対策講座」という、
通常の授業とは別の資格取得に向けた対策講座を行っています。
本校の学生は、この「資格取得対策講座」を受講することで
効率的に資格取得の対策を進めていくことができるので、資
格試験の合格をより確実なものにすることができます。
(本校の資格取得のためのサポートについては、
こちらのページをご覧ください)
M君は夏休みでもコミュニケーションルームを活用し、
自習で無機化学を勉強していました。(下の写真は夏休みの時の様子です。)
この時M君は
「化学が好きで、自分で勉強をして色ペンなどを
使いながらノートを作り上げるのが好きです!」
と話しており、自ら化学の知識をより深めたいという思いが伝わってきました。
好きな分野で計画的に勉強できたから現れた結果だと私は思います。
M君本当に合格おめでとう!
これから始まる就職活動でも、その姿勢は必ず評価されるはずです!