せんせのブログ
企業で活かせる「品質管理」(遠隔授業実施中)
2020.04.24
本校は、今年度の授業を開始した4月13日から、
遠隔授業の体制を取り、自宅にいる学生へWEBを利用して
いろいろと授業を行っています。
これは、大阪府を対象に緊急事態宣言が発令されたことに伴い、
学生に授業を行うことで少しでも先に進めたいという想いと、
学生も自宅で外出自粛をしていると、友達とも顔を合わすことも減るため、
同じ分析化学者を目指す仲間と一緒に授業を受け、
一人ではないという感覚をもってもらいたいという想いもあり、実施しています。
今日で遠隔授業が始まり、2週間が経過しました。
このブログでも度々授業の様子をご報告しています。
今日は2年生の科目で、私が担当している授業を紹介します。
授業名は「品質管理」です。
本校の学生は、在学中に化学や分析の知識を学び、分析の専門技術を身に付けます。
その後、就職する分野には、医薬品、化粧品、食品、環境など、いろいろな分野の企業があり、
その中で、分析職として活躍する卒業生も多いです。
そして、この分析職では、日々得られた分析結果のデータを見て、
企業で製造する製品の品質をチェックする「品質管理」の業務に
携わる場合が多くあります。
分析職として、専門的な化学の知識は当然ながら求められますが、
品質を管理するためにどのような考え方で技術を活かせばいいのかを知っておくことも大事であり、
企業で働く上では欠かせないものです。
学生は、この品質管理の概念から、どのようにして品質を守っていくのか、
不良品が出た場合の考え方などを、この「品質管理」という授業を通して学んでいます。
実際に就職した卒業生は、品質管理業務だけでなく、
この授業で学んだことを開発や製造など様々な仕事の中で活かしてます。
この授業を終える頃には、「品質管理(QC)検定」という資格試験の3級の合格を目指します!
それでは来週も遠隔授業が続きますが、
一緒に取り組んでいきましょう!
By ぽてと