せんせのブログ

【土・日開講「化学分析学科」】安全を学び、資格も目指す!(遠隔授業実施中)

2020.04.26

分析化学応用学科(2021年度より化学分析学科へ名称変更予定)の1年生は
今、化学実験を「安全」に行うための知識についても、学んでいます。


現在、非常事態宣言が全国に出されている状況ですので、
土日開講の学科でも学生が登校して行う授業は中止し、
遠隔授業を行っています。

また、今後の状況によって対応が変わることもあり得ますが、
遠隔授業の実施など現時点での本校の対応は
以下のリンク先に詳しく記載していますので、ご確認ください。
▼新型コロナウイルス感染症への対応について


化学実験では、例えばアルコールのように引火しやすい物質などもあるため、
安全に実験を行うための化学物質に関する知識も大切です。
そこで、1年生の前期に「安全衛生」という授業を開講し、
安全に実験を行うための知識を学びます。

さらに、この「安全衛生」という授業は国家資格である「危険物取扱者」の
資格取得の対策授業にもなっています。
そのため、この授業を受けた学生の多くが、まずは「乙種第四類」の取得を
目指し、さらには「甲種危険物取扱者」の取得も目指します。
(本学科の学生は1年前期終了で、甲種危険物取扱者の受験資格が得られます)

P1090258.jpg
こちらは安全衛生という授業の様子です。
この科目を担当する非常勤講師U先生は化学分析学科の卒業生で、
この授業をきっかけに資格取得に挑戦し、「甲種危険物取扱者」を取得した
経験者でもあります。
U先生は化学初心者でもあったため、どのようなところが難しかったか
など、自らの経験を基に、分かりやすい授業を行っています。


このように、化学の知識、化学実験の技術を学ぶだけではなく、
資格取得も目指せる化学分析学科について、ここでご紹介します。

本校には平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の
「化学分析学科」があり、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップや
スキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得
などの様々な入学目的を持った学生が在学しています。

このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析学科は、
1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。

また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者・環境管理士(2級))も卒業と同時に全員が取得する
ことができます。


先ほど紹介した「安全衛生」以外にも、授業や実験が資格取得につながる科目が
あります。
例えば、定性・定量分析実験で修得する技術が、国が技術力を認めてくれる唯一の
国家資格である「化学分析技能士」の実技試験対策になっています。
(大阪で受験する場合、実技試験会場が本校なので、落ち着いて受験できる
メリットもあります。昨年度の試験の様子はこちらから)

この他にも、先日の本ブログで紹介した「バイオテクノロジー総論」という科目は
バイオ技術者認定試験の、「品質管理」という科目は品質管理検定の、それぞれ
試験対策になっています。

このように、普段の授業や実験を基に、様々な資格を目指せますので、
授業をしっかりと聞きながら、少しずつ資格取得に向けた歩みも進めて
いきましょう!!

by みなと