2020.04.30
全国的に非常事態宣言が発令されていることに伴う
大阪府からの休業要請により、現在、本校も休校措置を取っています。
さらに、大阪府から5月10日までの休業要請の延長が発表されましたので、
通常授業の中止は5月6日から5月10日まで延長することとしています。
このように登校できない今だからこそ、一人ではなく、同じ道を目指し学ぶ仲間が
いることを感じて不安を和らげてほしい、そして学ぶ機会を少しでも確保したいとの想いから、
本校では4月13日からオンラインでの遠隔授業を行っています。
また、今後の状況によって対応が変わることもあり得ますが、
遠隔授業の実施など現時点での本校の対応は、
以下のリンク先に詳しく記載していますので、ご確認ください。
▼新型コロナウイルス感染症への対応について
※随時更新していますので、後日このブログからリンク先を見た場合、
最新のものに変わっていたり、リンク切れであったりする場合があります。
本校は日本で唯一の化学の専門学校です。
化学と一言で言っても、その中には様々な技術があります。
本校では化学の中でも特に、研究開発や品質管理などで要となる
「分析化学」という技術を中心に教えています。
分析化学の中にも、手作業を中心に行う分析技術と、
分析機器を用いて行う分析技術(機器分析)があります。
機器分析に用いる分析機器にも多種多様な機器があるため、
本校では1年生の時から実験を通して、様々な機器に直に触れて技術を学びます。
しかし、実際の機器に触れて技術を学ぶことはもちろん大切ですが、
それだけでは単なるオペレーターにしかなれません。
そこで本校では、学生が様々な現場で真に活躍できる、
分析化学のプロフェッショナルになってほしいと考え、
講義を通して分析機器の原理や構造についても学んでいきます。
こちらは本日、私みなとが担当した1年生の「機器分析化学Ⅰ」の授業の様子です。
本校に入学してくる学生の多くが、例えば実験は好きだけれど、
化学が得意というわけではなかったり文系出身など化学初心者だったりします。
そこで、例えば上の写真にあるように、
分析機器で用いる光の種類や特徴といった基礎中の基礎から学んでいきますので、
高校で化学をほとんど学んでいない方も、
化学が得意ではないと感じている方も、安心して入学していただけます。
こちらは本日行われた2年生の「機器分析化学Ⅱ」の授業風景です。
分析機器には様々な種類がありますので、このように2年間をかけて、
その原理や構造をゆっくり、じっくり学ぶことができるようにしています。
明日、授業を受けると、明後日からは連休に入ります。
連休明け、状況がどのようになっているか、現時点では分かりませんが、
学生の皆さんが分析化学のプロフェッショナルへと成長できるように、
その歩みを止めることなく、進んでいくことができるように、
私たち教員も知恵を絞り、工夫していきますので、
みんなで一緒に、この難局を乗り越えていきましょう!!
by みなと