2020.05.18
新型コロナウイルス感染予防対策による、国の緊急事態宣言は大阪府に発令されていますが、
大阪府の独自の基準により、府が発出していた休業要請は、16日に一部が解除されました。
解除の対象として大学・専修学校も含まれていますので、本校も学校での授業ができることになりましたが、
安全性を配慮し、平日学科は5月中は遠隔授業を継続します。
今後の状況によって対応が変わることもあり得ますが、 遠隔授業の実施など現時点での本校の対応は
以下のリンク先に詳しく記載していますので、ご確認ください。
▼新型コロナウイルス感染症への対応について
※随時更新していますので、後日このブログからリンク先を見られた場合、
最新のものに変わっていたり、リンク切れの場合があります。
我々教員は、学生が登校はできなくても、学ぶ機会を確保したいという想いで、
4月13日からオンラインでの遠隔授業を開始しました。
始めは、 この遠隔授業がいつまで続くのかわからず、また我々教員もなれないことが多くトラブルもありましたが、
1ヶ月以上たった今は、順調に実施できています。
GW明けからは科目を増やして、より双方向的な授業を目指し、毎朝の点呼では学生のマイクをオンにして
「返事」をすることにし、授業中でもチャット機能での質疑応答を行っています。
本校の遠隔授業の取り組みは、文部科学省の公式動画の中で「ピンチをチャンスに変えている」好事例の1つとして紹介いただきました。
本日は、専門的な内容を学ぶ2年生の授業の模様を紹介します!
本校では様々な経歴の学生がいますので、 1年生では、分析化学の基礎固めとして、多く基礎的な科目を、
2年生では、それぞれの学科の特色に合わせた専門科目を学び、分析のスペシャリストを目指します(^^)
こちらの授業名は、「医薬化粧品概論」です。 医薬品・化粧品業界の現状を理解し、企業で働く上で、
必要な知識や情報種集方法の理解を目的としています。
写真は問題の解説の様子です。双方向を目指した授業は講義だけでなく、演習も取り組みます。
学生にはその日の授業で何を学ぶかのポイントを示す授業シートを配っています。
その中には理解度確認欄があり、その日の授業でどこがわからなかったのか
一目でわかるようになっています。また演習問題も取り入れることで効率よく、学習を進めることができます。
こちらの授業は、「物理化学」です。
化学反応では温度や圧力、気体や液体など物理的な現象が起こります。この授業では、
化学の中での物理現象を数値化し,定量化することを学びます。
こちらでも演習問題の解説を行っています。
一見難しい式に見えますが、基礎的な物理は本校の1年時に学んでいますので、
内容としては1年生の内容+αとなっています。
GWが明けて1週間以上が経ち、多くの非常勤の先生方も遠隔授業に慣れてこられ、
授業内で様々な工夫をしていただいています。
登校しなくとも、「クラスの仲間たちとみんなと学んでいるんだ。」という雰囲気をもち、
より理解しやすい授業を今後も進めていきたいと思います。
また今後、 どんな状況にも対応できるように準備していきます。
学生の皆さん、あとしばらく遠隔授業で一緒に頑張りましょう!
わからないことがあれば、チャット機能での質問や、WEBでの個別面談も可能ですので、
今のうちに、しっかり解決しておきましょう!
by サブロー