せんせのブログ

【土・日開講「化学分析学科」】教室に学生が戻ってきました!

2020.05.17

少人数制のため3密(密閉・密集・密接)にならず、週2日の登校で済む
分析化学応用学科(2021年度より化学分析学科へ名称変更予定)では、
平日開講学科よりも一足早く、今週末から学生の登校を解禁しました。


現在、大阪には引き続き、国による新型インフルエンザ等対策特別措置法に
基づく「非常事態宣言」が発令されたままですが、
大阪府の独自基準により段階的に休業要請が解除されつつあります。
そのような中、5月16日午前0時に専門学校に対する休業要請が解除となり、
3密の回避などの一定条件をクリアすれば、学生の登校が可能となりました。

これを受けて、本校では、
平日開講学科は学生数も多いため、5月末までは遠隔授業を継続しますが、
少人数制の化学分析学科では、今週末から登校して授業を受けることを
可能としました。
但し、他地域に住んでいて、まだ大阪に行くことに不安がある学生や、
勤務先が自粛を続けているため、登校することを躊躇する学生もいるため、
遠隔授業も並行して実施し、学生は登校か、遠隔授業か、自らの意思で選べる
ようにしています。

また、今後の状況によって対応が変わることもあり得ますが、
現時点での本校の対応は以下のリンク先に詳しく記載していますので、
ご確認ください。
▼新型コロナウイルス感染拡大予防への対応について


4月5日に一度は教室で学生たちが机を並べて、学びを始めた化学分析学科でしたが、
非常事態宣言の発令で、4月11日より遠隔授業に移行しました。
そして、約1ヶ月間、遠隔授業が続きましたが、
登校が可能となった今週末、早速、教室に学生の姿がありました!
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もちろん、全員が登校してきたわけではありませんが、
教室に学生がいる、学校としての本来の姿に少しずつ戻ってきていることを
実感し、喜びと安堵の気持ちになります。


ここで、登校がいち早く可能となった化学分析学科について紹介します。
本校には、平日に通学できない方を対象に週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、
平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、国家資格を含む4つの資格
(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者・
環境管理士(2級))も卒業と同時に全員が取得することができる
「化学分析学科」があります。

この学科では、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの
多種多様な入学目的を持った学生が学んでいます。
また、このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、
化学分析学科は1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。


このように少人数制のため3密を回避でき、週2日のみの登校で済むことから、
登校を再開しました。
登校してきた学生からは
『家では家族もおり、なかなか授業に集中できなかったので、こうして教室で授業を
受けられると、集中して講義を聞くことができるので、とてもありがたいです。』

また、授業を行った講師の方からは
『目の前に学生がいると、学生の表情から理解の状態も感じられて、
授業が進めやすいです。登校が再開されて、良かったです。』
といった感想が、それぞれから聞こえてきました。


新型コロナウイルス感染症拡大が完全に収束したわけではないので、
予断を許しませんが、現時点では着実に良い方向へと向かっている
と言えます。
6月からは完全な再開となり、実験も行っていきたいと思っていますので、
全員揃っての再会の日を楽しみにして、あともう少し、
みんなで乗り越えていきましょう。

by みなと