2020.06.29
本校ではコロナウイルス感染拡大を防止するために、4月から遠隔授業を行ってきましたが、
6月から「登校して実験」と「在宅での遠隔授業」を併用しながら、
7月からの通常授業再開に向けて、新しい様式での学校生活を開始しました。
登校の際には、感染を避けるために分散登校を実施しており、
登校してきた学生には、検温・手指と靴の消毒を徹底しています。
また、実験では、操作を進めるうえで密集・密接を避け、
フェイスシールドと使い捨て手袋を着用するようにしています。
本日は有機テクノロジー学科の2年生がスパイスから精油成分を抽出する実験を行いました。
今回使用したのは、丁子(クローブ)と呼ばれる、肉の臭み消しなどに使用するスパイスから、
「オイゲノール」という物質を抽出しました!
操作としては沸点の違いによって目的物質を取り出す「蒸留」という操作です。
まずは自分達で装置を組み立てます。
以前の登校日で、装置を組み立てる練習をしたので、皆さんサクサクと組み立ててましたo( ^_^ )o
こうして蒸留して得られた白色液体から精油成分を抽出しました!
学生達からは、
「オイゲノールはなんとも言えない匂いでした、、、笑」
「精油に興味があったので、このように取り出せることが知れてよかったです!」
と初めての精油に触れた感想を話してくれました!
今回は抽出という技術を学びましたが、他にも見た目や匂い、
手の感覚で感じたことも多いと思います。
今回実験して感じた経験を活かして、
五感を駆使した分析化学者になってくださいね!
byサブロー